紀香・陣内の二人から見えてくるもの |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

藤原紀香さんと陣内智則さんの離婚騒動については、注目度も世間に与える影響も大きいようですね。
それだけお二人の結婚が当初、とてもほほえましく、好意的に迎えられた出来事であり、多くの人々が祝福やエールを送っていた証拠だと思います。
女探偵Kさんがショックを受けられたのも分かる気がします。
私は別にお二人に別れてほしいわけではありません。念のために申し上げておきますが。
縁あって結婚されたのだから、なんとかやっていけないか、と願う気持ちもあります。
しかし、不幸なまま時を過ごすことがよいとも考えません。

私が申し上げたかったのは、お二人の出生チャート、結婚時のチャートなどを突き合わせると、これは離婚に至っても不思議はないというだけのことで、お二人の離婚が運命づけられたものだなどと申し上げるつもりは毛頭ない、ということをご理解下さい。
お二人のチャートから分かるのは、彼らが夫婦として共に過ごして行くには、非常な困難や障害をクリアしなければならず、並大抵の努力では難しいだろうな、ということです。
それは二人共に努力する必要があり、どちらかがその努力をやめたり放棄したりすれば、維持することはできなくなってしまうほど厳しいものです。

お二人のチャートを見てみて、一番に思ったのは、やはり陣内さんの女性関係、浮気ではないのか、という疑いでした。
この「格差婚」といわれる関係では意外ですが、そのように読むのが一番素直でした。
いくつも理由があります(前記事では書かなかった部分)。
まず陣内さんのチャートの中では、金星と天王星がシビアなスクエアです。これは「愛に刺激を求める」典型的なパターンです。
紀香さん獲得は、彼には最大の刺激に違いなかったのですが、それが結婚という日常に近いものに変わると、すでに刺激というものは薄れてしまいます。
また水星は海王星とシビアなスクエアで、これもまた言葉(水星)に嘘(海王星)がある人に多く見られるパターンです。
火星(男性原理)が暴走気味になっていて、奥さん(月)を傷つける配置ですし、結婚時の紀香さんのチャートにあった海王星の暗示からして、これはまず間違いなく陣内さん側に問題があると思えました。
(ちなみに陣内さんのDV報道もありましたが、DVを行うほど彼の出生チャートは深刻な影を持っていません。カッとなってやりすぎる、という程度のことはあったかも知れませんが、日常的にDVを行うような人ではないと解読できると申し上げておきます)


じゃあ、こんな二人の場合、占星術的にダメだと出ていたら、やっぱり普通は乗り越えていけないものなのか? という疑問が当然湧いてきます。
ちぃさんの仰るとおりです。
今回のケースでは、紀香さんは夫婦関係を維持していくために耐え、非常な努力なさっていたようです。
しかし、相手の男性にはその気持ちは通じず、生活態度を改めることもなかった。
こんな一方的な関係では、とてもパートナーとしてはやっていけません。
現実的にはこの離婚は「正解」です。

しかし、結婚時に非常に厳しい星が出ていても、出生チャートの中に離婚が出ていても、それを変えることはできます。
結婚時にハードアスペクトを持っていたら、絶対にうまく行かないなどというのはナンセンスです。
要はその星とどう向き合っていくかという問題からです。
たとえば今回の紀香さんは結婚時に海王星の悪い影響が強かった。
これは人の判断を迷わせ、悪い方へ誘導する効果があります。また突き合っている男性に幻想を抱いてしまう危険もあります(現実とは異なる)。
これがもし事前に理解できていたなら、紀香さんはもっと冷静に陣内さんという男性を見定めることができたはずです。
その場合は、結婚自体が起きていなかった可能性もありますが。
しかし、それを知った上で結婚していれば、心構えや対処の仕方も変わってきたはずです。
また出生チャートに離婚相があれば、かならず離婚するというものでもありません。
これもまた変えることができます。

しかし、今回のケースが私たちに教えてくれるように、結婚には必ず相手があり、その相手に問題があった場合、自分がどう努力しても報われない可能性もある。
これは単純ですが、きわめて重い真実です。
この問題は非常に微妙で、しかも非常に重要なところなので、また稿を改めて書きたいと思います。

ところで、藤原紀香さんですが、今回のチャートを見て私は非常に驚きました。
まりささんのいわれるように、素敵な女性なのです。
チャートを見て、「これはすごい。単に綺麗なだけじゃなくて、本当に素晴らしいものを秘めた女性だ」と感じました。
彼女にはもっと別な未来、そして別なパートナーが待っている気がします。
それは遠くない未来に待っているような……。
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