コズミック・ゲーム |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

市民文学賞の総評を書き、大学の学報のコラムを書き、ミステリー・イベント新企画の骨組みを思索する。
来週にはイベントの方では、打ち合わせがある。
毎日のサービス業の仕事をこなしながら、合間にメールでの占いの問い合わせに答えたり、休みに日には面接鑑定のために東奔西走する。

そんな日々を過ごしています。
結構、充実しています。
一つ一つの仕事をこなしていくことが大事だと感じます。
それが仕事であろうと、日常の些事であろうと。
他人から見たらどんなにつまらないことであろうと、意味のないことであろうと。

妻や子供と会話をする。
そんな他愛のない日常こそが宝物。

ブログを書くことだって、決して意味のない事なんかじゃない。
この小さな声が、どこかで誰かに少なからぬ影響を与えている。そんなことだってある。
時と場合によっては、運命を変えることだってある。

今日も3人の方にお会いしてきました。
1人は初めてお会いする方。もう1人は二度目。そしてもう1人は何度もお目にかかっている。
彼女たちが幸せになれる道を探るのが、占星術師としての私の仕事です。
幸せに至る道は様々。
そして同時に、誰でも本当は今すぐ幸せになることができる。

運命は神や天が与えたものじゃない。
本人が意志と選択で選んだもの。
どのように理不尽で、無意味に見えても。
今の時点で分かっている、精神世界の客観的なデータをお渡しすることも重要です。

しかし、小説が思うようには完成を見ないように、また思うように完成したとしても、しばらくすれば不満や不十分な部分が見えてくるように、構築される命運のピラミッドを透視することは、やはり際限がない。
分子を分解し、原子を分解し、粒子を分解し、さらに素粒子を分解するように、終わりも果ても見えない。
そんな終わりのないゲーム(と敢えていいます)。
コズミック・ゲームの中に私たちは生きています。

耳を済まそう。
刻の声を聞こう。
いや、今この一瞬の声を。
ときめきを。
嘆きを。
悲しみを。
喜びを。

巡る巡る螺旋の階段。
同じような風景。でも、きっと違っている。
大きな大きなサイクルの中。
私たちは生きている。
そんな中で、今この瞬間にできること。
限られているけれど、できること。

それを一つ一つ、やっていこう。
今この時に。

願いながら。
祈りながら。