チェチェンの地震を引き起こしたものは? |  ZEPHYR

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昨日は仕事の途中で腰が痛くなり、痛みに耐えながら満席のレストランで働いて、疲れ切ったzephyrです。

チェチェン共和国の地震は、M5.8で現在のところ死者13人、負傷者105人との報道が行われています。
震源地は首都グロズヌイの東方45キロ、ダゲスタン共和国との国境近くだという話ですが、倒壊した建物もあり、まだ被害が拡大しそうです。
チェチェンは例のグルジア、南オセチアとほど近い、黒海とカスピ海にはさまれたカフカス山脈の国々の一つです。今年はこの辺り一帯の地脈に怪しいものが流れているとでもいうのでしょうか。

今回の地震は、11日の13時6分頃、相次いで発生したといいます(つまり一発で終わらなかったということでしょうか?)。
日本時間でいえば、同日の夕方になります(18時ごろ?)。
予測していた10日と12日の、ちょうど狭間で起きた形になります。もはや誤差の範疇とお考え頂けるかとは思いますが、じつは違っています。
もちろん地震を引き起こした星の「本体」は同じです。
それがもっとも刺激されるときはいつか、という視点で予測を行っているのですが、その刺激の役割を果たす星を見つけ出せるかどうか、という非常にデリケートな問題なのです。
結果、今回もやはり見落としていたものがあり、ここ数日でもっとも危険だったのは10~14日頃だったということが判明しました。

実際に起きないとそれが見抜けないようでは、まだまだです。
くそー。
ちなみに12日には、千葉東方沖を震源とする震度3の地震が発生していますが、これも同じ本体から出ていることは間違いないと思います。当初の解読も間違いではないということですが、ただ震度3程度の地震は最近よく起きているので、これが自分の予測した日に起きたからといって、それがどうしたの? という話です。
震度3が同日中に2回発生するとか、ほかの小さな地震も多数発生するとか、ずっとなかったのにその日だけポンと震度3とか、そういう顕著な偏りがないかぎり、有意な予測だったとは言えないはず。

しかし、いいところまでは行っているのです。
それに、場所です。
おおざっぱな観点では、地球上のこのあたりが危険みたいなことは測定できると思われるのですが、もっとピンポイントに絞るやり方がないのかと、ずっと悩んでいました。
占星術は時の選定は得意ですが、場所の選定は苦手だといわれます。
これは、地球そのものが高速で自転していることに関係があります。
つまり何時何分に星がどうなっているのかというのは、全地球規模で「共通」なのですが、地表のある場所は高速で移動しているのです(大地に立っていると、そんなことは感じもしませんが)。
何時頃東経何度あたりが危険、などといっても、ちょっと時間が経ったら、その場所は移動してしまっているわけです。

これについては、ちょっと前にある方法を思いついて、これから本格的に研究してみようと思っています。
それが有効なものなら、今後の予測に役立てることができるでしょう。
理論的にはやってみる価値がありそうに思えます。が、かなり膨大な過去の資料と格闘しなければなりませんので、時間もかかりそうです。

ところで、今月のハードアスペクトは地震ばかりで作用する性質のものではありません。
アメリカによる、北朝鮮のテロ支援国家指定が解除されてしまいました。これがこの時期に急に決定されてしまったのも、10~14日の刺激によるものと考えられます。
これで拉致問題解決は、大きく後退してしまうかも知れません。
この点については、あまり言いたくはないのですが、日本政府の責任は非常に大きいと思います。
とくに前福田首相。
あの時点で辞任を行わなければ、北朝鮮と協議を進めて形を作ることができた可能性があります。もちろん実務者協議を中断した北朝鮮の事情は、金正日総書記の健康問題もあったのかも知れませんが、これではどうしても拉致被害者家族には「あのとき、そのままやってくれていれば……」という悔しさが残ります。

なかなか、良いように物事は運ばないものですね。