コメントレスと白いシカの吉兆 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

コメントレスから。
jinja129さん。
母? いやいや、こやつは♂です。我が家の周辺に生息している♂たちの中では、まあ、おそらくボス級でしょう。とりあえず顔つきがふてぶてしい。動作も余裕がある。
私は「もんど」と呼んでおりますが、家族によって呼び方は様々です。
キュウちゃんなんか、とてもかないません。

jijiさん。
リンクありがとうございます。ブログの方へは、また覗きに行かせて頂きます。がんばって下さい。

ゆんぼうさん。
そんな方が近くにいたのでは、堪ったものではないですね。お子さんもいらっしゃるようですし、下手に刺激もできないし、ご心配はよくわかります。
私も日常の仕事柄(ホテルでの接客業)、煙草の問題はよく目の当たりにします。吸いたいとなったら、もうとにかく我慢がならない、何がどうでも吸いたいんだという人も、しばしば見かけます。
私個人は喫煙者に対して、比較的寛大なほうだと思います。そばで吸われても、あまり気になりません。ただ、日常の中で見ていて、やはり許せないなあと思うのは煙草のポイ捨てと、町での歩き煙草です。
私の住んでいるような田舎のあぜ道で、歩き煙草をしても誰の迷惑にもなりませんが(火事の心配さえしてくれれば)、町中は子供や老人もいますし、非常に危険です。
煙草のポイ捨ては、自動車からの投げ捨てをよく見ます。ひどいのになると、どこかの駐車場で車のたまった灰皿をごっそり路上に捨てている……。
私は「草の根クリーンアップ運動」というのを、自分だけで勝手にやっているのですが、これは他人の捨てたゴミでも率先して拾って、町をきれいにしようという運動です。だから私の車には、吸いもしないのに携帯灰皿を常備しています。投げ捨てを見つけたら、拾うためです。
今時のことですから、投げ捨てた人間を注意でもしようものなら、逆ギレされて最悪の事態……なんてことだって起きかねません。だから、ただ黙って拾うことにしたのです。
車で移動中には、なかなか急停車などしてまで拾うこともできませんし、車の通行が多くて危険なシーンでは決してやりませんが、時間に余裕があり、安全が確認されるときは拾うことにしています。なかなか、口で言うほど頻繁にもできないのですが。

これは、私の中学生の時の体験から来ています。
そのとき、学校では掃除をさぼる、真面目にしないというのが、普通の風潮になっていました(とくに男子の間で)。私も決して優等生ではなかったのですが(それどころか、お世辞にも褒められない生徒でした)、なぜかそういう作業だけは真面目でした。ズルということが嫌いだったのです。
私は他の人間のことは気にせず、ただ真面目にずっとやり続けました。すると、いつの間にか、気が差したのか、他の男子もちゃんとするという雰囲気に変わってきたのです。

1人の行為が、全体を変えることの好例と言えるかも知れません。
誰かがやっていれば、いつか全体が変わるかも知れません。煙草をポイ捨てする人も、それを拾っている人がいることを目の当たりにしたら、なかなかできにくい雰囲気になってくるんじゃないでしょうか。
という動機で、始めました。

近隣の方なのでしょうか、その問題の男性にしても、攻撃的な言動を取れば、ますます態度が頑なになり、それこそ心配されているような事態にだってなりかねません。
向こうからやいのやいの言ってきたら、気にしないわけにはいかないでしょうが、そういうときは受け流しておくのがよいと思います。
そして別なところで、清潔な環境を作っていく努力をしていけばいいのでは、と思うのです(その男性のことは度外視して)。ご近所の理解ある方々と協力して、近隣の煙草の吸い殻を拾っていくとか、あなたがたが煙草の受動喫煙などの被害にあうべき人間ではない、個人の身勝手な欲望の犠牲になるような人間ではないことを、自ら証明していくというか、そういう間接的な表現が望ましいのではないかと。
しかし、そちらの状況はよくわかりませんので、あまり安直な結論も出せないでしょうね。

いつだったか、テレビ番組で悪名高かったニューヨークの地下鉄犯罪を減らすために、まずそこの落書きを消すことから始めていったというドキュメントを見た覚えがあります。落書きなど軽犯罪に違いないのですが、そういう軽いものを見過ごすのではなく、そういうことでもチェックして、行政や警察や市民が協力し合っているという姿勢を見せることが、結果的には大きな犯罪さえ減らすというのです。
これはもっともな話だと思います。犯罪を減らすには、まず軽犯罪からというわけです。また町をきれいにしておくことは、「荒らし」を確実に減少させるでしょう。ゴミがあちこちに氾濫し、落書きばかりの町なら、少々のことならやってもいいような気分に人はなります。そこからエスカレートして、強盗や殺人、性犯罪などにつながっていくのですね。
でも、清潔に保たれ、そういう努力を市民がしているとわかる環境には、荒らしや汚れが入りにくく、そんな身勝手な感覚はなかなか持てなくなってきます。これは道理です。

そういうアプローチが、この場合も可能なのではないかと愚考しますが、まさに愚考かも知れません。すみません。よけいなことを申しました。


今日はもう一つ。
面白いニュースを見つけたので、それについて書いてみます。
宮城県の金華山で、なんと「白いシカ」が発見されたそうです。牡鹿半島沖の島、この金華山では野生のシカが保護されているのだそうですが、この度、白い仔シカが見つかったと。
白いシカの出現は、古来、日中韓などでは「吉兆」とされてきたそうです。私は初耳だったのですが、たしかに白い動物はよく神様の使いだとかいう言われ方をされますよね。

この今の世の中で、ほっと気持ちが和らぐようなニュースです。
私はこれを目にしたとき、金華山というのに、はっとしました。そして「これは日本はこれから良くなっていくのかも知れないな」という考えが頭に浮かびました。かなり突飛ですが。

ここから先は、トンデモ話です。基本的にたわごとだと思って下さいね。科学合理主義の方、唯物論者の方、現実主義の方、どうぞ鼻で笑って下さい。あるいは無視して下さいね。

私は子供の頃、すっごくすっごく不思議に思っていたことがあります。それは……。

日本列島って、どうして世界地図に似てるんだろう?

という疑問でした。皆さんも、そんなことを考えたことはありませんか?
九州はなんとなくアフリカ大陸に、四国はかなりオーストラリア大陸に、中国地方はヨーロッパに、瀬戸内海は地中海、本州は最大のユーラシア大陸で、おや、富士山はエベレスト? 紀伊半島はアラビア半島、琵琶湖はカスピ海、なんとなく細かいところまで似ているような気がするぞ、と思っていたら、北海道は北アメリカ大陸?……。
日本地図と世界地図を突き合わせて見てみて下さい。
スケールが違うだけで、アウトラインは非常に似ています。

偶然だろう、と考えるのが普通で、科学合理主義ではそれ以外の何者でもありません。
実際、こんな疑問に答えてくれる大人はいないので、私も偶然だと思っていました。ところが、ある程度の年齢に達して、占星術や小説に目覚め、神話や伝承の面白さにも目覚めた私は、いつしか宗教関係の書物もたくさん読みあさるようになっていました(それでも特定の宗教に入れ込むということはなかったのですが。たぶん私の欲していたのは、知識だったのでしょう)。
そんなあるとき、神道関係の教義の中に、「大八州(おおやしま)」と「外八州(そとやしま)」という概念があることを知ったのです。

古事記や日本書紀には、イザナギ・イザナミの夫婦神が、「国生み」という創造活動を通じて、日本の国土を生み出していったことが記されています。神話の物語です。ところが、その国生みが、日本だけに限定されるものではなく、その神話は世界の創造を語っていたのだとする考え方もあり、日本という大八州と同時に世界という外八州も生み出された、そこには関連性があるとする教義があったのです。

「へえー、自分と同じようなところに疑問を持って、こんなことを考えていた人がいるんだ」
と感慨深く思ったものです。

形の似るものには、似た形質が宿るといいます。
骨相学などもこの思想と言えますし、手相もそうでしょう。占星術にも通底していると言えます。

ユダヤ・キリスト教の中に秘された部分にも、予型論といって、似たことがミクロからマクロに拡大されて起きるという思想があります。

似たものには、それなりの意味がある?
それには根拠がありそうに思えましたが、もちろん科学合理主義では解明できません。
日本と世界の相似形について、真面目に論述した本もいくつかあります。取っつきやすいところでは、「超真説 日本創世記」(渡部勇王・著 廣済堂)というのがありますので、興味のある方は読んでみて下さい。ですが、やはり科学的な証明など、現段階ではできません。

ともかく、世界と日本には形の上での類型がある。その前提で、ユーラシア大陸と本州をしっかり見比べてみて下さい。すると、ユーラシア大陸の中での朝鮮半島は、日本地図の中での宮城県牡鹿半島で、世界地図の中での日本は、牡鹿半島の沖にある金華山なのではないか? ということが浮かび上がってきます。
金華山という名も、なんとなく「黄金の国ジパング」の象徴のような気がしてきます(ぜんぜん科学的根拠はない)。

金華山は位置関係だけでいえば、まさに日本の中にある日本なのです。

ここで吉兆である白いシカが見つかった?

これは日本がこれから良い方へ変わっていける暗示なのではないか? そこから世界へと波及する何かも期待できはしないか?
などと、発想してしまったわけです。

もちろんトンデモ話です。
科学的な根拠など、占星術以上にありません。
でも、なにか明るい材料のような気がしてきます。
今年から来年にかけて、大きな変革の年が来たと言えます。その中で、悪い予感を抱くよりは、良い兆しを見出していった方が、よっぽどいいでしょう。

白いシカは、あなたの下にも訪れるかも知れません。