夜が明けて |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
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 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

夜が明けて、今回の地震に関する情報が少しずつ集まってきています。
今のところ建物の倒壊や死者が出たという報道はなく、地震の大きさを考えたら奇跡的です。
<人の心を映す鏡>をご参照下さい。
やはりホロスコープには、人の認識が反映されているのかも知れません。
とはいえ、被災された方、怪我を負われた方には、心よりお見舞い申し上げたいと思います。

今回の地震は、先の記事に書いた通り太陽と冥王星の関係の中で発生しています。
ホロスコープを開くと、この太陽と冥王星の両方に対して、月が働きかけ、座相が持つ内的なエネルギーを解放する引き金を引いています。小惑星のセレスとジュノーも裏側で働いていたようです。
また月は、重なり合う火星と土星の、土星の方へアクセスを通じた直後に地震が発生しています。
この土星と火星は、ホロスコープ上は地の底の方にあり、抑圧と反撥をしています(まるでプレートのように!)。
こういったことを付き合わせると、ホロスコープ上、この配置すべてが微妙に完成されているのは、24日の深夜から午前7時くらいまでの間しかなかったことが分かります。

後で考察を加えると、こんなことまで分かってくるのですが、たった7時間の間隙に生じる影をそこに見出すのは至難の業です。
たとえ意識的に見ようとしていても、雑踏の中でさっとすれ違う人の顔をすべて覚えていることが難しいように。
何時に事件が起きるのか、という引き金を引くのは、移動速度の速い月であることが多いのですが、それ以上に一日で12星座を一周するASC(アセンダント=東の地平線)やMC(天の頂上)であることもあります。
これらも考慮に入れていくと、あそこもここも危ない、というような神経症みたいな予測になってきます。
これは好ましいとは思えません。

やはり、ざっくりこのあたりの日付が危険だという程度に留めておき、より明瞭に時刻が見えるときだけ、それを指摘するというのが良いのかも知れませんが、私が未熟なだけかも知れません。

はあ……(ため息)
ちょっと疲れたかも。