5月の占星術予測と北京オリンピック |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

私の地元、倉敷市長選では27日、伊藤香織氏が勝利し、女性市長が誕生しました。
27日前後、この日は4月最後の危険期として、私が挙げていた日でもありました。
長野ではたいしたことはなかった聖火リレーも、この日、ソウルで行われたそれはかなりの混乱、騒動を巻き起こした様子。
アフガニスタンでは、カイザル大統領を狙ったロケット砲撃や銃撃が行われた。
そして中国の山東省で28日未明、大規模な列車事故が発生しました。70人が死亡、416人が負傷という、列車事故としては最大級のものだ。事故を起こした特急列車は、中国版新幹線。
そのわずか3時間ほど前、沖縄の宮古島近海でM5.2、震度4の地震が発生。

チベット争乱は、やや鎮静化に向かっているのか、大きな報道もこのところはなく、聖火リレーもピョンヤン以降は無事に終了しそうな気配の中、土壇場で大きな事故が起こってしまった。

「増大と暴走の月が4月だ」と予測したときにはまったく無意識だったのですが、「暴走」という言葉には聖火リレーの「走」が含まれています。
そしてこれらに連動して、もっとも危険な時期(11日~13日)に、中国では大規模デモが勃発し、広がっていった。

星の配置が、人心や社会情勢に、なぜこうも影響を与えるのか、それとも星は人類や地上で起きることの鏡に過ぎないのか、ともかく不思議でなりません。
どこかにすんごい科学者がいて、この関連を科学的に証明したり、計測したりしてくれることを望みます。

さて、次なる月が迫ってきましたし、世間ではすでに行楽ムードのGWとなっていますので、5月の占星術予測を立てたいと思います。
ただ、その前に、5月を飛び越えて、北京五輪のことについて、現時点で直感できていることを述べたいと思います。

開会式のある8月8日ですが、この日は非常に危険です。
想像を超えた対立とアクシデントの暗示が出ていて、この日、オリンピックを狙ったテロや破壊活動、暴動などが起きる可能性があります。これは労働階級や虐げられた市民や民衆の集合無意識からの発露です。
中国の国民の愛国心が度を過ぎた状態になる可能性もありますし、その中国国民から憤懣が噴出する機会になる可能性もあります。
もちろんチベットやウイグル問題になる可能性も。
たとえ占星術に頼らなくても、現時点でこの予測は可能です。
なのでここで、現時点からは限りなく可能性の低い、想像しにくい解決策を、私なりに提示しておきたいと思います。
それは、
「ダライ・ラマ14世をオリンピック開会式に招待し、出席させる」
ことです。
この8月8日の危険な星の配置には、運命的なものがあり、神の意志のようなものが働くと読むことができます。それも二重の意味で(こんなことをいっても、ほとんどの人には「?」だと思いますが、このあたりのことについてはまた稿を改めて述べます)。
しかし、それを解決するための中心となる星、人物がいます。
それは宗教的指導者で、現状から考えるに、ダライ・ラマ14世しかいないと思えます。

その英断をもって、はじめて中国はこの危険を回避できるはずです。
あるいはこのことが星で示されているということは、いかに現時点で実現性が乏しくても、中国政府が政治的判断でそのような措置を取る方が利益があるとして、実行に移す目もあるということか?

もしかすると、これらの危険は世界の別な場所で発生する、別な出来事かも知れません。その可能性も、もちろんあります。
しかし、現状からは中国、北京オリンピックに関するものだと考えられます。

さて、5月の予測です。
「増大と暴走の運気」は、上旬まで続きます。その中で、4日前後にまだ不安時期が漂っています。
が、私が5月の星の配置の中で、まず第一に危険だと感じるのは、5月10日前後です(前後とはプラスマイナス1~2日ですが、今回は特に10日がもっとも危険だとも言及しておきます)。
この頃、そして5月になにに問題が起きやすいのか?
国家元首や指導者、王族、高級官僚など。
民間レベルでは、企業経営者。
もっと、ずばり直截な表現をとりたいところですが、やめておきます。あまり繰り返し使いたくない言葉というものがあります。
日本では福田首相。ちょっとヤバイかもしれません。ピンチです。
場所としては、宮殿や城、議事堂、壮大な建築物、劇場などです。

そしてこの10日から、社会の中で突出してみられる出来事の質が変化します。
それはエゴの強化です。
個人でも、国家でも、エゴが前面に押し出されてきます。
たとえば今回のオリンピックとチベット騒動に関しては、中国政府は聖火リレーをやり通してきた自国の威信を世界に誇示し、はっきりとした言葉か、あるいは態度によって世界に求める時期になります。
求める? 何を?
承認を、です。
我々(中国)の力を。
オリンピックを開催することを(もちろん、承認されているからこその開会なのですが、チベット争乱以降、中国の国家としての道義が問われている中、力でそれを圧殺するか、世間的な言い訳を用意して認めさせるかといったことが、あらためて行われる)。
「どうだ、やれるだろう?」「文句は言えないだろう」「我らの力を見るがいい」
言葉にすれば、そんな思いです。

エゴの強化は中国だけに限ったことでなく、世界的傾向として起こります。
気になるのは、今回、中国の経済(金)に屈した形となっているフランスです。当初あれほど強気だったフランスは、結局、今後中国から得られる利益を優先して、強硬姿勢を潜めてしまった。中国とフランスは、東洋と西洋の中で、それぞれもっともプライドの高い国民性を持つと言われます。
フランスがそのプライドを傷つけられて、そのままでいられるのか?
疑問です。
ほかにイタリア(ローマの関係で、バチカン=法王庁も含める)なども注意すべき国の一つです。

エゴが強化されるということは、各国で民族意識が高まるという見方もできます。各地の民族紛争、独立運動の機運が高まります。
コソボやロシア辺境。
これまで何かの保護下、統制下にありながら、そこから脱そうとしている国家、地域。
これらには注意が必要です。
となると、当然、チベットやウイグルも含まれます。
またこれまで小競り合いを繰り返してきた地域に、大きな紛争となって拡大する可能性があります。

こういった出来事は、個人にも反映されます。
これまで親の保護下にいた若者。彼らが急に反抗期に突入して、自分を主張し始めるようなことが背景にある事件が起きると思われます。

地震も10日前後は注意が必要です。13、17、23、29前後がそれぞれ5月の危険時期ですが、地震は10日と29日前後のが、もっとも凶意が強いでしょうか…?
5月の重大事件は、10日前後と後半に集中する傾向があると思われます。

とはいえ、5月は10日前後を除外すれば、やはりまだ平穏な方でしょうか?

オリンピック、そしてアメリカの大統領選。
タイムテーブルは刻々と時事を進行していきます。