サンショウウオの話22/礼子 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
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 占星術研究家として
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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

キャベツの葉にエメラルド色に輝くつやつやした美味しそうな青虫を見つけ、嬉々としてドーモーにあげても食べません。何で。レタスの中にどす黒い芋虫を見つけうーん、と思いながらあげるとこれは美味しそうに飲み込みます。青虫はダメなんでしょうねぇ。苦いのかな(丸呑みなのに)。
よくそんなの見つけたねー、というくらい青虫が鈴なりの桜の葉っぱを旦那が見つけて帰って来ました。良く見ると頭は真っ黒だけど体は半透明。緑色なのはお腹にある桜の葉っぱが透けて見えているのでした。抹茶餡が透けて見える羽二重餅みたいなものですか。虫嫌いでない私でも気持ち悪いくらいに虫がみっちり。青虫ではないし、これだけいれば当分助かるわなとしばらく面倒をみることに。