連鎖するするつながり |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今日は休み。
とはいえ、私には真の意味での休みは、ほとんどない。午前中は両親がしている椎茸栽培の菌床運び、午後からは占いの予約がある。
そんな日だった。

家内も仕事が休みなので、お昼にはまた「いしはるうどん」を食べに行こうと相談していたら、我が家の畑を貸している女性、Kさんからメールが入ってきた。
今日は彼女も暇なので、私の都合を聞いた上で「相手してー」とのこと。なら、いっしょにうどんを食べに行こうという話になった。
Kさんは以前、私が現在所属しているK配ぜんにいた女性で、そのご縁で知り合った。今時の女性には珍しく、「畑をしたい」という夢を持っていて、今もそのために邁進中だ。
我が家の周辺でも、今では米作りを止めてしまっているところがほとんど。理由は労働と報酬の採算バランスの悪さだろうが、なによりも今、大きな問題として立ちはだかっているのは、猪被害だ。
誰かが放逐したイノブタが、繁殖してしまって、農作物を食い荒らす被害が拡大している。
苦労して作った作物が一夜にしてめちゃくちゃにされてしまうのだ。
これにはかなわない。
稲も例外ではない。

したがって、農作物を作るためにはまず田畑を柵で保護しなければならない。
Kさんはいろいろと算段して、ようやく柵の設置に着手するところまでこぎ着けている。
独身で、もちろんまだ子供もいないKさん、身軽に動けるうちに軌道に乗せてもらったらいいと思う。
夢に向かって頑張っている人は、自然、応援したくなるものだ。
まだまだ時間はかかるだろうが、一年後二年後を見据えていけばいい。

折しも、今、農薬入り冷凍食品問題、小麦の大幅な値上がりなどをきっかけに、日本の食糧自給率に関することがさかんに話題にされている。これは昨年末に私が出した占星術予測を裏付ける動きとなっている。
これを機に、農業振興が進めばよいと思う。
我が家の椎茸栽培も、原油価格の上昇のあおりで、細かいところではパックのトレイ、ラップ、そして大きなところではハウスの温度を保つボイラーの灯油など、さまざまな高騰のあおりを食らっている。

海外の資源、海外の作物、製品に頼る暮らしを見直す時期に来ていると思う。
自給自足。
これがある意味、現代的な理想かも知れない。
自宅で穀物を作り、野菜を育て、鶏舎で鶏が産む卵を取ってくる。
私が子供の頃は、まだそんな生活があった。うちもそうだった。

しかし、実はそれが今となっては一番、安心できる暮らしなのだと思い知らされる出来事の連続だ。

さてさて。
Kさんがやってくると、私、家内、そして大学にも合格して自宅学習状態(ほんとに学習してんのか?)の娘と四人で出かけた。

前、このブログにも書いた「いしはるうどん」。
倉敷市児島唐琴にある、うどん屋さん(定休日は月曜日)。
前来たときは、うっかり写真を撮り忘れたので、どーんとUPしておきましょう。

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これが名物の「肉天うどん」。
でっかいエビ天がどんぶりからはみ出し、ジュージュー、バチバチ、音を立てながら出て来る。
うどんは2玉入っていて、ボリュームも満点。
私は前回と同じく、これを注文(ほかにも心惹かれたのですが、とりあえず写真を撮りたかった)。
Kさんは「肉天ぶっかけ」、娘は「ぶっかけ」、家内は「かけうどんの大」を注文。おいおい、奥さん、普通でも多いのに、「大」なんて大丈夫ですか?……と思いきや、あっさり完食。さすが炭水化物大好き人間。
皆も、それぞれにおいしく頂き、大満足。

「zephyrさんは有名なんだって」
Kさんがうどん屋への道中、そのように言った。
「はあ?」
「私が教えてもらっている先生が言ってた」
とのこと。彼女はスピリチュアル的な面でも勉強をしていて、彼女が師事する先生(地方で活躍している人ではなく、全国区で様々な活動をしていて、占術や色彩などの勉強会を岡山でもやっている人らしい)が、私のことを聞き及んでいるという話だった。
どうやらその先生の教え子の何人かを、私が占ったことがあるらしい。
その教え子さんから先生に伝わっている情報がいかなるものか、詳しくは知らないが、悪い評判ではなさそうだ。

しかし、世の中は本当に狭い。
怖い。
やはり悪いことはできないな(するつもりもないけど)、と思った。
どこでどういうつながりがあるか、分からないのだ。

そういえば、昨日、クッキージャーで占いをしたとき、当日に急に予約を入れてやって来た女性も、以前、私が占いをしたお友だちの女性から聞いてやって来たと言っていた。
「すごくいい人だと、ベタ褒めでした」
そうですか。どうもどうも。
「彼女、結婚を今ではしてます。子供も、もうできて……」
「彼氏といっしょにここへ来たはずなんですけど」
名前を聞いて、「ああ!」と思い出した。
珍しい名前だったし、とても好感が持てる女性だった。いっしょに来た彼氏との関係も、鑑定すると良好で、運命の人だと私は判断したはずだ。

春の風が、そのとき私の胸の内で吹いたように思えた。
多少なりとも関わった、運勢鑑定をして助言をした女性が、今は結婚して幸せをつかんでいる。
そんな知らせは、なによりも大きな喜びだ。

幸せは、きっと連鎖する。

追伸。
女探偵Kさんから、遅れ気味のバレンタイン・チョコを送ってもらいました。
ありがとうございます。
家内と仲良く食べて、とありましたが、残念ながら家内はゲコです。まったくお酒がダメです。
送って頂いたチョコは、焼酎・伊佐美を使った生チョコなので、私が頂きました。
ちょっと酔いそうですが、おいしかったです。