沖縄で、また米海兵隊員による女児暴行事件が起きた。
中学3年生。14才。
痛ましい。
彼女が身心に受けた傷と、今後の人生に与えるであろう暗い影響を考えると、人の親、娘を持つ親としては強い憤りを覚える。
各メディアでは、やはり沖縄で海兵隊員が引き起こした「13年前の小学生女児暴行事件」を想起させるものとして報道している。
13年前――。
冥王星が星座の境界をまたいだ年である。
私はこの頃、個人の命運を解読することはしていても、占星術と世界、社会の動向の関連については、あまり関心がなかった。したがって、当時この関連に気づくことはなかった。
大きくは報道されていないが、沖縄ではほとんど毎年、婦女(女児)暴行事件が海兵隊員によって引き起こされている。判明しているものだけでそうだから、実際は泣き寝入りしている事件も多数あると考えられる。
その一個一個の事件の重みは同じだ。
しかし、なぜか世間的にはこのような形で、センセーショナルに取り上げられる事件というのがある。今回は14才の中学生だったということが、その大きな要因だろう。
13年前の事件と今回の事件は、限りなくプルートー(冥王星)によるペルセポネー略奪事件を連想させる。(前記事を参照下さい)。
冥王星にはもともと性、生殖などの意味があり、これが刺激されるときは性犯罪も増加すると考えられる。
冥王星の悪しき部分の、個人レベルでの発現だ。
今年はこういった出来事にも警戒のセンサーを張り巡らせるべきだろう。
特に若い娘を持つ親御さんに、注意を促したい。
決してこの出来事は他人事などではない。
私は携帯電話に、近隣の不審者情報が入るようにしているが(地元の警察が発信するもの。登録は誰でも簡単にできます)、倉敷、岡山などの情報だけに絞っていても、それでも毎日、何件も不審者情報が飛び込んでくるのが現実だ。
「つきまとい」「卑わい言動」「公然わいせつ」「暴行」――またか、というくらいだ。
そして、これらの件数は、昨年より今年に入ってからの方が、明らかに増加している。一日あたり1~2件だったのが、最近では3~5件程度が普通になっている。
昨日の朝の番組で「沖縄は怒っている」とアナウンサーが読み上げたのに対し、番組のコメンテーターの一人が「沖縄の、ではなく日本が怒っているということを伝えなければ、米軍の綱紀粛正などといっても、きちんと行われないのでは」と述べたのが印象的だった。
実際、本土の国民がどこかで、無意識に、沖縄の出来事を対岸の火事のように見ている部分があるのではないか。
暴行されたのは「沖縄の人」ではなく、同じ日本人なんだという意識を、我々一人一人が持つべきだろう。繰り返すが、決して他人事ではないのだ。