夜想の会を終えて |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

楽しい会というよりも刺激的な会だったというべきかもしれません。
もちろんチューターとして話すべき立場にいるせいもあるでしょうが、伝えたいことの半分も語っていないような気がします。本人は煮え切らない思いです。

そう多くの人は集まりませんでしたが、おおむね好評でした。
しかし、本人を目の前に悪くいう人はそういるはずもないので、これは割り引いて考えるべきでしょう。
実際は半分程度好評だったというところでしょうか。
これも自分の力のなさのせいです。
語ることの難しさを痛感します。

そういえば出席されていたMORO.Sさんは「ノー・ソリューション」のすべてを解かれ、しかも三話目の「うつし世は悪夢」では、「もっと別な解き方が可能なんじゃありませんか?」と言われておりました。
どうやら私よりも高度な解決編を想定されていたご様子で、そうなると私は書くことにおいても落ち度があるようです。
こうなると、取り柄がないね(x_x;)
またどのような解決を想定されていたのか、お聞かせ下さい。

遠路、お越し下さった礼子さん、ありがとうございました。
段取りをしてくれた薫葉君、そしてお越しいただいた皆様、本を買って下さった方々、ありがとうございました。
拙い自分を、さらに痛感する夜でしたが、感謝しております。

それから、やはりこのような場ですが、あまりお会いして話す機会がないので、MORO.Sさんに追伸しておきます。
夜想でお話したような内容を、いつも大学で講義をするわけではございませんので、ご安心下さい。ほとんどはまっとうな文学の講義で、現在は横山秀夫さんの「顔-FACE-」を題材に、主人公の婦警の行動や生き様と物語のテーマを通じ、それを読んだ私たちが何を学べるのか講義しています。
これこそが現代的な神話産生機能というわけです。