ようやく大学テキスト兼用の作品集「ノー・ソリューション」のゲラ構成にたどり着いた。
そして昨年夏に書いたイベント原作の書き直しが脱稿目前である。
昨年から、執筆量はかなりのもので、作品集にしても名張の話など、まったく新しい物語を作ったのに等しいので、おそらくトータルで原稿5~6百枚分くらいの仕事をこなしているはずだ。
作家業に専念できるのであれば、このような枚数はたいしたものではない。が、小説を書くのに費やせる時間の少なさを考えると、たぶん限界を超えていると思う。
しかし、ようやく一つ二つと仕事が片づいていき、私たちの前には新たな地平が見えてきた。
そう。
到達するべき場所が。
それも具体的な形で、はっきりと視野の中に映っている。
それはもはや夢でもなければ、ただの期待でもない。
後戻りのない、まっすぐな道だ。
それを実現するために、まずは途絶えていた「リメンバー」の再開を宣言しておこう。
今年、この物語がはっきりとした形にできるように。