今日という日に |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

1219日。

誕生日である。べつにどうってことはないが。

前日、非常にハードなスケジュールの日で、6人もの人間のお相手(占い)を行ったためか、かなり疲れてしまって、眠ってしまっていた。

目覚めてみると、2人の女性からメールが。

1人は今年、大きなものを失った女性だった。

もう1人は、今年大きなものを得た女性だった。

しかし、なにかを得るということは、同時になにかをゼロにすることでもある。

とくに結婚ということであれば。

ある別な女性から聞いたことがある。ある占術家の説によれば、今年は全員がゼロになる年なのだと。

たとえばレースでトップを快走していても、最後尾で今にも周回遅れになりそうであっても、ペースカーが目の前に入ってきて、全部の車の距離がほとんどなくなるようなものだ。

ほとんどなくなるどころか、ゼロになるのだと。

そのゼロの意味は人それぞれ違う。

しかし、それまで100であった人もゼロ。10や20であった人もゼロ。マイナスの人もゼロ。

リセットの年だということだ。そしてそれが今年の後半期に起きる現象なのだと。

さらにいえば、そのゼロをどう受け止めるかで、今後の人生も変わってくるだろうということだ。

私にとってのゼロはすでに起きている。しかし、別にそれが悪いこととは感じていない。むしろ必要な「足止め」であったと解している。

とくに大学での後期の講義。

そして来期のテキスト制作。

これらは非常に有意義なもので、実をいえばこれをやらなければ見えてこなかったものがある。

そしてそれが、今後の作家としての活動に重要な意味を持つことはまちがいない。

非常に苦しかったが、いい年だった。

はっきりそう断言しよう。

そういえば、先日、虹を見たと書いた。

不思議なものだ。

前の日曜日だったか、また虹を見た。車で走行中だったので、いくつかのシチエーションで三度も見えた。良い方に転がり始めると、その連鎖が起きるのかもしれない。だいたいそんなものだ。

さて今日は、私のかけがえのない友人にとって、大切な日だ。彼女は人生のパートナーを見つけ、今日から共に歩む道を選択する。

彼女に、今私が持てるだけの、めいっぱいの祝福を送りたい。

幸せになろうなどと思う必要はない。

ただ幸せになればいい。

どうか幸せに。