昨年もこの時期に、 似たような記事を書いた覚えがある。
はや12月。
今年も終わろうとしている。
ちょっと振り返ってみる気分になったのだが、今年は一言で言えば「足止めを食らった年」だった。
昨年、ZEPHYRを立ち上げ、今年は走り出す年、成果を出す年にするつもりだった。
が。
なかなか物事は思うとおりには運ばなかった。
これは自分の責任も一部あるが、大半は周囲から起こってきた。
どうにもならない事態が続き、がんじがらめにされてしまった。
ふりほどいて、また走り出そうとするのだが、もはやそれをふりほどくだけの力が残されていなかった。
決して無意味な一年ではなかった。
言えば、今後の人生を根本から立て直していくために費やされた年だった。
4月以降、私はずっと苦悩の中で過ごしてきた。いや、苦闘し続けたといった方が正しい。
しかし、くじけそうにも何度もなった。
夏。心身共に疲弊しきっていた。
そんなときでも、私のそばには愛する妻と子供たちがいた。
彼らこそが私の救済だった。
この一年、私はこの苦闘をともに乗り切った、偉大な妻に、愛と感謝を捧げたい。
また、ようやくここまでたどり着いたことで、先はある程度見えてきた。
また苦闘は終わらない。
しかし、あといくつかの仕事をクリアすれば、本来の創作に戻れるだろう。
書きたいものが山とあるのだ。
今は凪いでいる。
しかし、また風が吹く。