星空に祈りを |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨夜、午前零時ごろのこと。

仕事を終えて外に出ると、夜空に星が見えた。

このところ鬱陶しい天気が続いていたので、星空など仰ぐのは久々という気がした。


その空に普段は見ない、不穏な影が。

ジェット機が二機、航空灯を点滅させ、爆音を響かせていた。

その時刻に飛ぶ定期便などではもちろんないし、どちらも音速を超えていた。

西へ向かって飛んでいた。


テポドン、ノドン。

普通の人々が眠りに就いているときも、国防というものには休みはないのだろうということを感じた。

私たちが長く続いた平和に、戦争など別世界の出来事と感覚も遠のいてしまったこの平成の世に、静かに忍び寄っている凶器と狂気。


それは日常の中にもあるのだろう。

誰がいつどこで、どのような出来事に遭遇してもおかしくはない。

家族や隣人が犯罪の被害に遭うことも、特別なことではなくなってきている現代。


せめて祈ろう。我らの子の為に。