じわり、動き出した巨岩 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

先日、いつもイベントでお世話になっているフォーシーズンのYさんを訪ねた。

すると思いもかけない新企画のご提案。これまでのイベント・ミステリーとは毛色の違うものを作ろうと。

そこへフォーシーズンの社長、Nさんも加わって話が、あっちやこっちへ。

このNさん、いつもとてもバイタリティーと好奇心に満ちあふれた人で、とにかく元気がいい。

ふわっとソフトタッチで、搦め手から攻める秘めたる知性派のYさんとは好対照。

しかし、どちらも非常に好きな人たちだ。

今年に入ってZEPHYRは本格的に走り出した。

現実的な創作に着手し、水面下で企画を進めている。

が、それが実りあるものとして世に出てくるのは来年以降になるだろうと思う。

どうしても創作には時間がかかる。

にしても。

来年。

そしてその先。

自分には何か物事が大きく動き出そうとするのが感じられる。

それはまったく微動だにしなかった自分の運気という巨岩を、これまでは力づくで動かそうとしていたのが、時が至って自然に、自動的に動き始めたかのような印象を受ける。

私はたいていそうなのだ。

ただ、動き出すときというのは、自分自身でも不思議にそれにふさわしいコンディションになっている。

このあたりがシンクロニシティなのだろう。

器ができたとき、自然に注がれるものがある。

人生の出来事は、確実に本人が創造し、引き寄せ、形作っていく。

それは変わらぬ私の信念だが、出来事はかならずしも本人の努力に比例しないし、連動もしない。もちろん完全にシンクロすることもあるが、一見、努力とは無関係に出来事が起こるように思えることがある。

しかし、それすらもきっと本人とどこかで結びついている。

とにかく運気は動き出した。