夢の話 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

先日のこと。

なにやら不吉な夢を見た。


私の両親が乗った車が家の近くの畑にダイブして突っ込んでしまうという事故の夢だった。

まさか事故の気配でもあるのかと怪しんでいたら、身近なところで本当に事故が起きてしまった。

両親ではないのだけれど、両親と一緒にいつも仕事を手伝ってくれている親戚の方が同乗していた車が、追突事故に遭ってしまった。現場もうちの近所。

怪我はたいしたことはないようだが、病院にかかる必要はありそう。


うーん、一種の予知夢であったか。


夢は実によく見る。

私がよく見る夢は「旅」に関するものが多い。

どこかを訪ね歩いているのだ。

同行者は家族であったり友人であったり、まちまちだが、とにかく探し求めるものがあるという感じの夢で、振り返ってみるとなるほど自分の内面を表しているのかも知れないとも思う。

しかし、目的地に到達した、という夢は今まで見た覚えがない(覚えていないだけかも知れないが)。


しかるに私はまだ求道者なのであろう。

悟りなど開いちゃいない。

もっとも悟って完結したら、それでおしまいだと思うが。


夢というのは不思議なものだ。

その中にいるときには夢がリアルそのものなのに、目覚めると忘れてしまったりしている。

本当のところ、どちらが本当の現実なのか、わからないようなところがある。


乱歩の至言にある。

「うつしよはゆめ、よるの夢こそまこと」