前回の記事で、私は単純な計算ミスをしていました。
タロットカードで二人の人間を連続して占ったとき、同じカードが同じ配置で三枚並ぶ確率は、
(22×21×20)×2=18480
だとしていたのですが、これはとんでもない間違いでした。
実際はこうです。
まず一枚目のカードを引くときの出方は、大アルカナ22枚それぞれについて正位置・逆位置があるわけですから、実際には44通りの出方がある。つまり最初に二倍しておかないといけない。
二枚目のカードは、21枚になっているわけですから、正逆を考慮して42通り。
次は20枚で40通り。
つまり三枚のカードが同じ配置になる確率は、
44×42×40=73920
なのです。
七万ですよ、七万。
73920回に一度しか起こりえないわけです。
ひえーって感じでしょう。
タロットではこんなことがよくあります。
あるケースでは、前回、占ったとき最後に出ていたカードが「審判」だったことがあります。
それが結論だったのですが、四ヶ月後に占ったら今度はその「審判」が最初のカードになっていて、ちゃんと物語を引き継いでいるのです。
コンディションが変わらない人間は、何度やっても同じ結論を出します。
コンディションが変わった人間は、いったい何がそのコンディションを変えたのかということまでカードは明示してくれる。
げに恐ろしきはカードの力。