プロの作家になるための秘訣12 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

逆説で見ていこうという試み。第二回目です。

もっともこのブログは作家の問題に限定されない。どんな業種の人にも当てはまることだと思う。

つまりその道を極めようとする人なら、誰でもプラスになるものがあると思う。


今日は心の問題について、それも心の強さについて述べたいと思う。

心が弱い人間。

これもまたプロの作家にはなれない(前回は人の気持ちがわからない人間だった)。


もちろんプロでないのなら、心が弱くてもいい。なぜなら面白くても面白くなくても、どんな小説を書いてもいいからだ。

それを読んだ読者がどのような反応をしようが、プロでない限り、それを受け取る必要はない。

自分にとって嫌なことをいう意見には耳を貸さず、自分で思うがまま書き続けたらいい。

もしくは批判を受けたとき、ぺしゃんこに潰れて、もう再起できなくてもいい。

1人の物書きが書けなくなっても、世界は全然困らない。

かならずその作家に代わって、テーマを引き継いでいく人材は存在する。

そんなにこの世は脆弱ではない。


しかし、自分という人間が世界に対して物書きとして何らかの働きかけを行いたい、プロとしてやっていきたいと願うなら、心が弱くてはダメです。

少々自分の書いたものを批判、非難されたからといって、簡単にいじけてしまってはダメです。


その程度のことは誰にもあると思い、今後の自分に役立てる必要があります。


それができない心の弱さ。

再起するのに何ヶ月もかかったり、あるいは立ち直るどころか誰かを恨んだりしては、もう未来はありません。


心を強く持つ方法。

それは自分を信じることです。

自分という人間の運命を信じることと言ってもいいかもしれません。


どんなに今苦しくとも、かならずうまく行くようになる。

そう信じれば、きっとそれが現実になる。


すべてのことは実現可能だからです。


またどのような職やスポーツなどでも同じことが言えますが、自分がネガティヴにへこんでしまったときには、心に燃料補給してやるといいでしょう。

小説を書いて楽しかったこと、読んでくれた人が褒めてくれたこと、また小説(他の職でも)に関わりなく、自分が幸せを感じたときのことを思いっきりリアルに思い描き、その幸福感をもう一度味わうのです。


これは結構効果があります。


また瞑想もいいでしょう。

私が良くやるのは、自分が樹木になったとイマジネーションする瞑想です。

細かい悩みなど消えます。


どちらにせよ、強くなるには人それぞれあったやり方があると思いますが、基本的には「強くあれ」と自分に言い聞かせることです。強くなるという断固とした決意が必要です。

これがないと、へなへなと状況に負けてしまいます。


まあ、何度も打たれて打たれて、打たれ強くなるというやり方もあります。

時間はかかりますが。