カードの示すもの |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

タロットの力をまざまざと見せつけられることが最近多い。

カードに現れたことが、不思議なくらい状況を言い当てていたり、また未来を鋭く予知していたりするのを、ずっと目撃し続けている。


自分に関することでも、数日前にカードで予知していたことが、昨日、現実化するのを体験した。

普通に生活していたら、絶対に予知できない類の出来事だった。

たとえば空から何か降ってくるといったような出来事だからだ。

しかし、カードはまさに「思いもかけない急な変化」「天意のもたらされ」「奇跡」などの暗示をすでに示していた。だからその出来事が起きたとき、私は素直に「ああ、これがそうだったんだ」と納得してしまった。


タロット・リーディングには知識はもちろん、センスと直感が必要だ。

それが非常に冴えてきている気がする。

もちろん慢心はいけない。

カードに嫌われる。


しかし、今使っているカードにはなぜか強い信頼感と親近感の両方を感じている。

カード達が友達のように思えるのだ。


それにしてもなぜ人間には、このような力があるのだろう。

なぜカードでこんなにも現実を見抜き、未来をも予知することが可能なのだろう?


宇宙には「スター・ウォーズ」でいうような「フォース」が満ちあふれている。

それが最先端物理学の到達しつつある世界観で、その中では私達は1人1人、個別に存在しているのではない。

みなが繋がっている。重なり合って存在している。

空虚や孤独を感じることがあっても、人は孤独でない。


カードはそのことを教えてくれているように思う。

でなければ、その「力」の源泉を説明できないように思う。

その力とこの世界を成立させているものはきっと同じで、それはきっと「愛」と同質だと思う。


バラバラのタロット・カード。

でもそれは一つ。

それがアルカナ(秘儀)。