信じる者は??? |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

namonakiさん、コメントありがとうございます。

先の「運命を変える力」は、ある女性からの質問に答えるために書いたものなのですが、書いているうちにこれは公表しておいた方がいいと、ふと思い立ちました。

なぜなら、多くの人が運命というものを誤解している。

全部とはいいませんが、かなりの割合の占い師は人を脅すことで信じさせ、その道具に条件付きの運命論を振りかざします。

「私を信じて○○をしなければ、あなたは不幸になる」

○○お中には様々なものが入り得ます。

「お布施をしなければ」とか「先祖供養しなければ」とか「この霊験あらたかな○×を買わなければ」とか「特定の教祖を信じて許しを請わなければなければ」とか。

これは(特定の)神を信じなければ地獄に堕ちるという多くの宗教の教えと、根幹で同じです。その宗教の多くは、その特定の神を全世界全宇宙で唯一の神だと称しています。

でも、もしその特定宗教の神を信じなければ地獄に堕ちるのなら、日本人としてこれまで生まれてきた何百億何千億(いや、もっとか)の人間の魂の99.99%は、地獄に堕ちていることになります。

例えどんな善良な人、生きている内に人の命を救ったり、人に希望の光を与え、献身と善良の内に亡くなった人でも?


たとえばナイチンゲールが仏教徒として生まれ(まあ、あり得ないですが、これはたとえ話)、キリスト教徒ではなかったから死後は地獄に堕ちてしまったという話。

信じられます?

あほか、といいたくなるでしょう。

彼女がどんな宗教を信じていたとしても、彼女の生き方を見ればわかることがあります。

地獄になんて行くはずがない。


私は条件付きの救済を信じません。

同様に条件付きの開運を口にする占い師、これは信じるに値しないと思っています(特にその条件に何かの金銭が絡む場合)。

占い師が口にしていい条件はたった一つです。

「あなた次第ですよ」

この一言です。

あなた次第で、どのようなことでも起こりえます。良いことも悪いことも。


それは意志と選択によります。

「未来は決まっていない。どのようなことでも起こりえる」