あなたのおふくろの味は?
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おふくろの味。
母方の祖父は酒飲みだったためか、料理にこだわりがなく
そのため母方の祖母の作る料理もごくごく普通のモノ。
それを食べて育った母、戦前戦中のモノのない時代だから
バリエーションに欠けました。
父方は大阪空襲で全部灰になりましたが手広く事業をしていたようで
住み込みの従業員さんの他、
奥の女中さんと行儀見習いの女中さんがいたそうです。
母は料理が得意だったこともあり、父のおふくろの味の再現を再現していました。
結果的に私のおふくろの味は父のおふくろの味と重なります。
父のおふくろの味の二つ。
岸和田の郷土料理のイワシの握り寿司。
手開きして酢締めしたイワシを乗せた握り寿司ですが、
父の好物であったためよく食卓に上りました。
親類縁者に岸和田やその近辺の大阪府南部出身の方はいないので
岸和田出身の女中さんが作って食卓に並べてくれたものと思います。
もう一つは「ジャコマメ」と家では呼んでましたが
大豆と琵琶湖のモロコ(ホンモロコ)の煮物。
琵琶湖にヨットを預けていたころ滋賀県の郷土料理かと思って、
マリーナの何人もの職員に尋ねたことがありますが、
煮豆の中に入れることはないそうでした。
いま、どうかわかりませんが、ホンモロコは鯉の仲間で美味しい魚ですから、
京都でご飯を食べると供されることがあったようです。
ただ、親類縁者の京都市内の人はいませんので、
やはり京都市内出身の奥向きの女中さんが伝えたのではないかなと思います。
私自身、この二つ好物ですが、後者のジャコマメは
ホンモロコが入手しにくくまた高価なこともあって
ここ数十年食していません。
イワシの握りずしはイワシの銀色が涼しげなため、夏に出てくることがあります。
おふくろの味というともう一つ。
太平洋戦争中、
父はサイゴン(現ホーチミン市)にあった陸軍航空隊の基地にいました。
フランスと日本は交戦国ではなかったため、
サイゴンにはフランス人経営のレストランが複数あったそうです。
休の日には遠い親戚であった将校の上官と連れ立って
フレンチレストランによく行ったそうです。
そこで食べたコロッケと共に出てきたポテトサラダ。
母はこれを試行錯誤の末、再現しました。
ポテトサラダと命名されていますが野菜がたっぷり入ったサラダで
入っているものは・・・、ジャガイモは全体の2割ほどです。
バリエーションとしてジャガイモの代わりにマカロニが入ることもありました。
スライスして茹でたジャガイモ、
丸のまま茹でて後から潰すと粘りが出るので美味しくありません。
ゆでて千切りにしたキャベツ。
ゆでて千切りにした人参。
みじん切りしたゆで卵。
千切りしたハム。
鶏もも肉を茹でて1センチ角に切ったもの。
湯むきしたトマト。このサラダの味はトマトで決まります。
日に当たって皮が破れるくらい真っ赤に熟して酸味のあるトマト。
市販品にはなさそうで、トマトを作っている親戚からもらいます。
スライスして水にさらしたタマネギ。
塩もみして1mm厚の小口切りしたキュウリ。
これらを混ぜてレモン果汁、マヨネーズ、塩・胡椒で味を調えます。
マヨネーズを切らしたとき、
オリーブオイルと塩と酢と胡椒をハンドミキサーで長時間攪拌してできたマヨネーズは
オリーブオイルの軽さとスパイシーな味でとても美味しいのですが
昨今のオリーブオイルの価格高騰、キューピーで我慢しています。
このサラダの最大の難点は、ビールが進むことです。
