落雷の瞬間を見たことある?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
セーリングクルーザーに雷は落ちない、という話を聞いたことがあります。
 
マストから水面へ少しずつ漏電、放電するので落雷はしない、らしい。
 
ホントかなぁ。
 
雷公の直撃を受けて船底に大穴が開いて一気に浸水。
 
一切の痕跡がなく沈んだのではないかな、と。
 
 
以下は伝聞ではなく私の経験です。
 
今ほど天気予報の精度が高くなかった、昭和の時代のことです。
 
夏、琵琶湖でシングルハンドでセーリングしていました。
 
風が強くなってきました。
 
早めにマリーナへ戻ろうと南へ。
 
琵琶湖大橋に近づくと県警の警備艇がディンギーやウィンドボードに
 
  早く帰港しなさいと指示していましたが、
 
   セーリングクルーザーは何とかするだろうと声かけなし。
 
そのまま南に進みました。
 
場所は琵琶湖大橋の南側、堅田沖。そうするとゴロゴロとお空で。
 
さらに風が吹き出し、雨交じりの横風。
 
この状況でセールダウンしようとして足を滑らせて落水は避けたい。
 
外海と違い、琵琶湖のそれも南湖だと荒れてもうねりは知れています。
 
時間にしても数時間頑張れば良いわけです。
 
風が強くなってきてよく走るのは良いのですが、うねりも出てきました。
 
スピードを抑えるためにバケツにロープを結わえてブレーキ代わりに水に入れました。
 
そしてタッキング、ベアリング、ウェアリングを繰り返して
 
    南湖を行ったり来たり。
 
そうしたら、前方数百メーターの水面に落雷、ビックリしました。
 
雷は高いものに落ちるハズなのに、マストではなく水面、それも真水の水面へ。
 
後にも先にも、落雷の経験は一回だけです。
 
今こうやってキーボードを叩けるのは単に運が良かっただけかもしれません。