シュークリームはカスタード派?生クリーム派?
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シュークリームを作る場合、問題になるのがシュー皮。
結婚したとき家内が持ってきたお菓子の作り方の本をみて
何度かシュークリームにトライしました。
母がシュークリームにトライするとシュー皮の底が抜けることがよくありましたが、
私は失敗したことがありません、ホントです。
おそらく皮の種をオーブンの天板に載せるときの
小麦粉の振り方に問題があるのだろうと思います。
母が失敗したとき、シュー皮は味噌汁の具の「ふ」として使ってました。
味噌と相性がいいバターが入っているのでとても美味しい具材です。
高校生の頃に読んだ本にあったシュークリームの食べ方。
中世から近代にかけての
フランスの王朝貴族の食べていた
シュー・ア・ラ・クレーム「chou à la crème」は
スプーンで中のクリームをすくって、
クリームだけを食べて皮は残すという作法。
なんともったいないと、その時は思いました。
今調べてみたらそういう食べ方はしないようです。
皮を残したらエクレアの「存在意義」がなくなりますから。
こういう俗説が誕生した裏には
シュークリーム(シュー・ア・ラ・クレーム)の味は
中のクリームで決まるという暗黙の了解があったのでは
と推察しています。
それともう一つ。
高校の古文の副読本にあったお話ですが、
高僧が茶会に招かれお菓子として薯蕷饅頭が供されました。
そのお坊さんは薯蕷饅頭を三つに割って中の餡だけを食べた。
えらいお坊さんだから
そういう食べ方もあるのだろうとだれも疑わなかったとか云々。
確かに安いシュークリームの皮はさほど美味しいとは思いません。
そして中のカスタードクリームは只々甘いだけ。
初めて生クリームの入ったシュークリームを食べたときは
そのあっさりとした味わいに驚きました。
その後、いろいろな菓子店のシュークリームを食する機会に恵まれました。
大阪府豊中市北部にあるムッシュマキノのシュークリームを口にしたとき
その何とも言えないあっさりとしたカスタードクリームの味に驚きました。
以来、カスタードクリームならムッシュマキノ。
生クリームならタカラブネ(現在は不二家に合併)と
食べたいものによってお店を変えています。
今日は午後から社交ダンス教室。
レッスンが終わったら初級クラスの皆さんと喫茶店へ。
シュークリームはあったかな?
戴くのはコーヒーとシフォンケーキのセットに決めています。