小澤征爾さんが亡くなりました。

 

私は小沢さんのCDを持っていません。

 

音楽を理解するのに作曲者が生まれた土地の気候風土が不可欠と友人に言われました。

 

その友人が言うにはベートーベンやモーツアルトならカールベーム指揮のウィーンフィル。

 

ドボルザークやスメタナならノイマン指揮のチェコフィル。

 

チャイコフスキーやショスタコーヴィチならムラビンスキー指揮のレニングラードフィル。

 

などなど。

 

出所は友人が愛読していた1970年台の音楽雑誌と思われます。

 

それに従ってCDのコレクションをしています。

 

ある程度、各作曲家が理解できたら別の指揮者のCDをコレクションするつもりですがまだその域に達していません。

 

小澤征爾さんのCDを持っていない理由はそれです。

 

 

小澤征爾さんについて少し。

 

妹が言っていた話。

 

香港がまだ英国領だったころ、友人と三人でペニンシュラホテルに行って友人二人はホテルのショッピングモールへ。

 

妹がロビーで待っていると小澤さんがフロントに。

 

小澤征爾さんだ~と20台の小娘(自分で言ってました)が目をハートにして見つめていると、向こうから手を振って声をかけてくださったと。

 

そのあと友人二人が戻ってきて、なんでサインもらわなかったの、と責められたとか。

 

ちなみに友人二人は音大卒業生。

 

 

学生時代に読んだ小澤征爾さんの本。

 

確かボクの音楽武者修行とかいう書名だったと思います。

 

富士重工にスクーターを提供してもらってヨーロッパを巡ったそうです。

 

読んで驚いたのは小澤さんの特技。

 

魚を上手にさばけるのだそうです。並大抵のレベルではありません。

 

立ち寄った国の在外公館の大使夫人に頼まれて魚をさばいて舟盛にしたとか。そういうレベルです。

 

本業以外に特技を持つことって大事だなと。