最終回まで読み切った漫画ある?

 

あります。

 

「動物のお医者さん」

 

「のだめカンタービレ」

 

「沈黙の艦隊」

 

「森のピアノ」

 

この四つは全巻、読み切りました。

 

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動物のお医者さんで描かれる獣医師養成系学部における獣医師教育についてはかなり正確な描写と思います。
 
舞台となったのは北海道大学獣医学部で、そこのOGに登場人物の一人、漆原教授について尋ねたことがあります。
 
モデルがいたようで、臨床繁殖学(ヒトの産科学に相当する分野です)の主任教授がまさにああいう感じだったそうです。
 
 
のだめカンタービレもモデルがおられるそうで、その名も野田恵さん。九州でピアノ教室をされているそうです。
 
舞台のモデルになったのは武蔵野音楽大学ですが、そこのOB・OGが揃って、うちの学校はあんなに騒がしくなかったけどなぁと仰っていたそうです。
 
 
沈黙の艦隊の連載が始まってしばらくしてあまりにリアルなので国会で質問があったくらいです。
 
潜水艦に乗っておられた方にうかがった話です。この漫画だけでなく潜水艦を扱った映画でも、艦長が潜航、深度〇メーター、と命じたとします。
 
漫画や映画ではすぐに目標深度に達し、水平航行しますが、実際にはそんな簡単なものではなく、艦の重量や海水温(浮力に差が出ます)で微調整が必要だそうです。
 
もたつくと、潜水艦が避けなければならない音は出るし、熱も発するし大変だそうです。
 
あるいは、漫画や映画でソナーに感あり、方向〇度、深度〇メーター、とソナーマンが報告しますが、実際のソナー画面では大体この方向だなという程度の事しかわからないそうです。
 
古くは「サブマリン707」で潜航中の潜水艦から潜航中の潜水艦に魚雷を発射して、命中するシーンがありました。「沈黙の艦隊」でも同じような場面が描かれました。
 
魚雷を発射する方は潜航中でも、潜航中の潜水艦に魚雷を発射、命中したという例は未だ無いそうです、ミサイルならあるかもしれませんが魚雷は皆無、と。
 
2001年2月10日8時45分ハワイ沖で急速浮上した米海軍所属の潜水艦の不注意で愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船だったえひめ丸と衝突し、えひめ丸は沈没。教員と生徒さんが亡くなりました。
 
その時に潜水艦に乗っておられた方に質問したことがあります。
 
セールボートであるヨットはほとんど音を立てませんので、懸命に聴音していても聞き逃しされる可能性があります。
琵琶湖には多分潜水艦は配備されていないと思いますが、気が付いてもらうにはどうしたらいいですか?って。
 
エコーサウンダー(音響測深儀)のビームを下に向けてスィッチを入れっぱなしにするしかないようです。
 
 
 
森のピアノのピアノは森に捨てられたピアノ。
 
ピアノという楽器は湿度を嫌います。
 
私の通っていた幼稚園、オルガンのおいてある教室はガスストーブでしたが、ピアノのある部屋だけは石炭ストーブでした。
 
それほど湿度を嫌う楽器なのに、雨も降る森に放置されたピアノ・・・。まあ、フィクションだし。
 
主人公の一ノ瀬海くんはコンクールの前に逆立ちして腕力を鍛えています。
 
ブーニンも来日公演の時、ホテルのジムで筋トレをしていました。曰く「美しいピアニッシモを弾くためには筋トレが不可欠」と。美しいフォルテッシモではなく。
 
森のピアノのテーマはショパンコンクールです。
 
2021年ショパンコンクール第二位の反田恭平さんが「森のピアノ」を読んでショパンコンクールを意識した、というような趣旨のことを「題名のない音楽会」で仰ってました。
 
それで上梓されて何年もたってから「森のピアノ」を一気読みしました。
 
反田さんも筋力維持のためボクシングのサンドバックでトレーニング、突き指とかは大丈夫なんだろうかと。
 
それと、4位入賞の小林愛実さん、反田さんとは幼なじみだとか。「森のピアノ」の登場人物の一人、便所姫と重なるのは私だけでしょうか。