Hitotsuyama Racing 開幕戦岡山決勝日レースレポート!! | ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

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4月7日(日)決勝レース


時折突風に見舞われる悪天候の中、約16,000人の観客を迎えた決勝日。レースが開始される午後2時には天候も回復しドライコンディションでの開幕戦決勝レースがスタートした。#21 ZENT Audi R8 LMS ultraのスタートを担当するのはリチャード・ライアン。まずは無難にスタートを決めオープニングラップでポジ
ションを1つ上げたリチャードだが、2周目のヘアピンでイン側から#86 Lamborghiniにヒットされ弾き飛
ばされてしまう。このアクシデントでポジションを19位まで落とすも、なんとかコース上に留まりレースを
続ける。


例のごとくここからの追い上げをリチャードに期待するチームだが、この日のリチャードは追い上
げを開始するどころか後方のマシンからの追撃をブロックするのが精一杯。GTA調整値+40kgがマシンバランスを崩し、さらにはタイヤへの負担を大きくしていることが原因であるのは疑いようがない。


その後も全くペースを上げることが出来ないリチャードだが、その状況下でも1分33秒台で淡々と走行を続け、34周目、クラス14位でピットイン。後半スティントを都筑に託した。少しでもマシンの状況を改善すべく、都筑はリチャードが使用したものとは別のコンパウンドのタイヤを装着しピットアウト。ライバルの脱落も有り各車ピットストップを終える頃にはクラス12位まで浮上するも、苦しい展開は変わらず徐々にポジションダウン。クラス16位までポジションを落として開幕戦レースを終えた。


チーム代表 一ツ山幹雄


「正直なところ、シーズンオフから公式テスト後までチームにあった高いモチベーションはこの開幕戦の前日で消えてしまいました。GTA調整値+40kgで全て台無しです。リチャードとは今年のことについては昨年のJAF GPでほぼ話し終えていました。そして年末には実際に彼と契約を済ませていました。GT500という選択肢もあった彼が、HitotsuyamaRacingを優勝させたい。チャンピオンになれるだけのポテンシャルがあるから。と言ってまだまだGT500の可能性がある中で契約書にサインしてくれたのです。それから新車を用意し、タイヤも実績のあるハンコックタイヤと契約することができました。


さらに、チーム内のコミュニケーションを大事にし、より効率化を図るために、メンテナンスも鬼木監督が自ら立ち上げたメンテナンス会社に変更しました。ドライバーラインナップ以外は大改革して臨んだ岡山公式テストでクラス2位のタイムを残しました。さて開幕戦頑張ろう。そんな矢先に書類一枚の通達で40kg積みなさい、ですからね。でもネガティブなことばかり言っていても仕方ないので、今置かれた状況でベストを尽くしていきます。ハンコックタイヤもAudiに合わせこんでいけばもっともっとポテンシャルは上がるはずですし、とにかくハンコックの皆さんはポジティブです。第2戦富士ではもっと良いところを魅せられるように努力します。宜しくお願い致します。」


Hitotsuyama Racing

http://hitotsuyamaracing.net/