友人のSNSよりシェア
【100人の村は楽園だった】
尊敬するホスピタリティの神、元リッツカールトン日本支社長の高野 登さんが素晴らしい共有をされていたので、こちらに記載します。
「100人の村は楽園だった」から:
むかし、ある村に大金持ちが息子を連れてやってきた。息子に、世の中の人々がどれほど貧しい生活をしているのかを見せようと思ったからだ。
その金持ちと息子は、村の貧しい農家で数日を過ごした。お屋敷へ帰る途中、父親は息子に「ああいう生活はどうだったかい?」とたずねた。
息子;「とっても良かったよ。お父さん」
父親:「どんなに貧しいか、分ったかい?」
息子:「そうだね。よくわかったよ、お父さん」
父親:「おまえはこの旅で、何がわかったんだい?」
それに対して、息子はこう答えた。
「うちには、庭の真ん中にプールがあるけど、あの人たちのところでは、どこまでも続く川があるんだね」
「うちでは、輸入したランタンを庭に下げているけど、あの人たちのところには、夜、満天の星空があるんだね」
「僕たちは小さな地面に住んでるけど、あの人たちの住んでいるところは、見えないぐらい遠くまで広がっているんだね」
「うちには、奉仕してくれる召使がいるけど、あの人たちは、ほかの人たちに奉仕しているんだね」
「うちでは食べ物を買うけど、あの人たちは自分たちの食べ物を育てているんだね」
「うちの周りには、僕たちを守るための壁があるけど、あの人たちには守ってくれる仲間がいるんだね」
息子の返事に、父親は言葉を失った。そして、息子は最後にこう言った。
『お父さん、僕たちがどんなに貧しいかを見せてくれて有難う』
)