『生活指導』10-11月号 | 全国生活指導研究協議会(全生研)

全国生活指導研究協議会(全生研)

The Japanese Society for Life Guidance Studies

特集 子どもの権利条約が発効して30年
子どもが権利行使主体として育つ学校

 

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日本財団による2019年「18歳意識調査」の結果、他国の若者の意識と日本の若者の意識を比べた結果、

「~日本の若者は、それでも半数近くは社会課題があると思いつつも、『口には出せない』、ましてや『自分の力ではどうしようもない』と思っている~」藤井啓之

子どもたちを権利主体に育てる実践が3本紹介されています。

実践_1 「なんの、さなぎかな」嶋田真木子
実践_2 学級、学校を子どもたちとともに 星野寛
実践_3 学校に自治を 村松忠彦
解説ミニ論文 藤井啓之
論文 学校における子どもの権利学習と権利保障 間宮静香

第2特集
新型コロナ感染が子どもたちに及ぼしたもの
-新型コロナ問題と子どもたちのいま
加納昌美

「~コロナ禍で顕在化する子どもの困難の多くは、コロナ以前から存在している社会のひずみより顕在化したものである~」松田洋介

この視点を大切にしたい。教室の密の問題、オンライン授業環境の準備が整っていなかった問題、教師個々の業務負担の問題等々、全てコロナ以前から問題視してきたことだったということです。

紹介実践は5本です。

実践_1 コロナ禍でも変わらないこと 勝野一教
実践_2 コロナ禍の中で 藤崎慎悟
実践_3 お昼においで、猫の足あとハウスへ 岸田久恵
実践_4 教師にすべてを押しつける学校再開への「ロードマップ」 西長吉
実践_5 CHANGEをCHANCEに! 坂本光子
解説ミニ論文 コロナ禍が生活指導実践にもたらすもの 松田洋介

[特集以外でも読み応え満載]
■実践の風景
今こそ子どもたちの "声"から実践を 柏木伸一

■子どものこえ・おとなのこえ
教室での言葉をひろって 金城善史

■読書案内
『サル化する世界』紹介者:古関勝則