遅い晩御飯が終わりましてぽーっとしております。

明日は夜勤ですので睡眠時刻をずらす必要もあり、夜ふかし予定でございます。


なので、久しくXの話題も傍観しておりましたが、裏金問題について考えてみようかなと思います。


岸田内閣の支持率は先月から5%アップしたようですがそれでも21%と低く、やはり政治資金キックバック問題での自民党への政治不信が大きく影響しているのは間違いないでしょう。


Xでも自民党の腐敗ぶりや岸田さんの宏池会(岸田派)解散も責任逃れなどの批判が止まず、非自民支持の方達の政権交代への格好の批判材料になっており、関連のタグが毎日賑わしております。


個人的に気になるのは政権批判への材料に使ってはいるけれど、報告漏れ乃至報告無視したお金をどのような形で議員の方たちが使っていたのか、という所です。


ネコババして裕福な暮らしに充てていたのであれば流石にケシカランと思いますが、国益のため政治活動に使っていたのであればそこまで批判する事でも無いように思います。ただ、今回の裏金問題は収支報告書に記載されていないお金のようですので、やはり皆さんが疑問を持たれるようにキックバックを受けた議員の方がそのお金を何に使ったのかは釈明がいるとは思います。つまり収支報告書の実態通りへの修正は必要に思うのです。


一方で政治にはお金がかかると良く言われますから、そうであるなら自民党独自の体質問題かどうかも怪しく思われますし、問題の本質は一体政治にどのくらいお金が必要なのかが曖昧なことのように思います。


例えばですが、2022年の各政党の政党交付金と寄付金や献金等の収入を合わせた政治資金合計を各党国会議員数で割ると政党別国会議員一人当たりの政治資金が出ますが、計算してみると高い順に

共産党9.9億 社民党5億 公明党2.28億 れいわ1億 国民民主0.85億 立憲民主党0.68億 維新の会0.66億 自民党0.65億

となります。


政治資金の使われ方を良く知らないので議員数で割る事に意味があるのかは不明ですが、政党交付金は半分が議員数割で残り半分は直近の国政選挙の投票割ですのであながちそこまで間違いでもないのかなと思ったりします。


こうして横並びに見ると実は自民党が一番政治にお金をかけていないとも言えそうな気もしますし、裏金、キックバックと言われるお金を使わないと他の政党と渡り合えないのかもしれないとも思えます。昨日も山谷えり子議員が5年で2400万円の不記載に対して報道がなされていますが、年間にして420万円の不記載を足したところで0.69億であり、そこまで政治にお金をかけ過ぎているわけでもない数字に見えます。


つまり何が言いたいのかと言うと、政治と金を問題にするのであれば共産党の一人当たり約10億とか社民の5億とかのお金は政治資金規正法から見れば合法的な資金ではあるけれど、立憲民主党以下の政治家の10倍から20倍近い資金を何に使っているのかの方が余程気になったりするのです。


まあ、このように考えても政治資金の使われ方も良く知らないド素人の戯言でしか無いのですが、Xで政権批判をされている多くの方たちも単純に報道される大きな金額を目にして自民党を批判していると言う面では大して変わらないと思うのです。


収支報告書を見てみますと、献金のためにパーティーは開かないと決めている政党や大企業から献金は受けない政党などもありますが、個人からの数百万の献金や1000万の献金などもありますし、機関誌やグッズなどを販売して資金に回したりと、結局どの政党も政党交付金だけでは運営出来ない政治と言うことなのでしょうか。

問題視するなら政党交付金だけでやりくり出来る政治体制にすべき、そうすれば寄付や献金先との癒着問題も無くなるはず、と言う論議のように思えるのですがどうでしょう。

共産党にもちゃんと政党交付金を受け取らせてみんな同じ土俵で政治を行うと言うのは何か問題があるのでしょうか。



やはり、詳しく政治の中身を知らないところで考えても限界がありますね。


断念いたします。