で、どちらかと言うと考えたかった話題としては、この間の杉田水脈さんへのマスコミとSNSでの批判についてです。
この件は前からめちゃくちゃ気にっていた事なので長くなりそうでホント、暇があったら読んでやってください。あと、個人的な感想なので反論もあるかと思いますが、ご容赦ください。
杉田水脈さんへのパッシングの仕方はもう、異常の域に感じています。自分は右か左かと言えば現実的な考え方をするのが好きな方なので杉田さんの擁護に回りたいのだろうと思われるかも知れませんが、それ抜きにしても異常に感じます。
杉田さんに向けられる言葉としてよくレイシストと言う言葉が使われます。
対義語として平等主義者、博愛主義と言う言葉がありますが、現実的なものの見方をする人に対して平等主義者の人達はレイシストと言う言葉をよく使い、杉田さんをそれらの人の代表として槍玉にあげている感が拭えません。
事の発端は2015年7月に国連女子差別撤廃委員会の準備会合で杉田さんがクマラスワミ報告を否定、翌年2月の同委員会で外務省は慰安婦問題に対して強制連行を裏付ける資料は無く、朝日新聞の誤報が大きく影響を与えていると発言、これに対し朝日新聞は反発して外務省に申入れをしました。吉田証言を取り上げた朝日の誤報道が世論に与えた影響は周知の事実ですが、国連の公の場で公表される事は都合が悪かったのでしょうか。
杉田さん個人の方では、この時日本での差別を訴えるために来場していたアイヌ民族衣装やチマチョゴリを着た人を含む約100人位の左派NGO団体に誹謗中傷を受けた事に対してコスプレおばさんなどの表現で批判をブログに書き込んだようです。
この一件でレイシスト扱いが始まりますが、国連にその衣装で来ることの不自然さを批判しているだけであって、別に少数部族を否定している訳ではありません。逆に杉田さんが和服で来ていたらこの人たちは日本民族の選民思想だと批判するのではないでしょうか。これを日本民族差別だと反論してもマスコミは相手にしません。
LGBT問題での生産性が無い発言もジェンダーの方達への差別発言として大きく取り上げられておりますが、国の政策を実行する立場であることの理解が全く抜けています。
杉田さんはLGBTQ問題の取り組みとして当事者の人から聞き取りして、社会的な制約よりも親との関係で苦しむ事の方が大きい問題と指摘しており、社会的な政策を実現した所で救いになりにくく、少子化対策のようなコスト対効果が見込みにくいと言う意味合いでの発言で生産性を出しております。
政策を実現した事の責任は議員にあります。ましてや国民の税金を使いますから、政策によって得られるべき利益が国民に返るものか否かの精査は効果の高いものから実現するしか無く、効果が低ければ断念するしか無いと思います。
事実、杉田さんのこの発言に対する批判に反論を新潮は出しましたが、その寄稿にジェンダーの方達も杉田さんへの共感を示しております。また、今年施行された理解増進法の混乱ぶりは当時杉田さんが指摘していた問題を表面化させ、ジェンダーの方達への理解など程遠い世論に向かっています。
今回新聞労連が杉田さんの差別発言に対して謝罪するよう声明を出しましたが、メディアが謝罪を強制するのは異常としか言いようがありません。
そもそも法務省の人権擁護局は立法府でも司法でも無く、行政機関です。国民に強制力を持つのは行政処分ですが、今回の人権侵害の申入れに対しては行政処分には認定されず、人権侵害の理解を求めるよう「啓発」する働きかけをしたに過ぎません。
そもそも、人権擁護局の認定自体、対象になる法規がなく、同局が例示している項目とこれまでの判例を下にして判断を出していると説明しているようで、昨年の国会質疑においても杉田さんの差別発言に対して人権擁護局局長は人権侵害と明言出来ずにいます。
憲法違反に認定されたわけでも無く、行政処分を下されたわけでも無いない今回の啓発をもって、さも裁判で敗訴したかのように人権侵害が認定されたと報道し、当の人権擁護局自体が杉田さんに対して相手方に謝罪を求めてもいないのに、メディアが謝罪を求めると言うのはもう、常軌を逸しているとしか思えません。
以上のような見解は私一個人の見解であり、違う見解の方もいらっしゃると思います。なので、これをもって共同通信の報道が間違っているとは言えませんが、国民の中には杉田さんがレイシストとは思わない方も沢山いるわけで、その人達の言い分を一方的に無視して書きたて、更にはそのマスコミの力を使って国民を押さえ付ける行為を容認すれば、それこそ左派の嫌う全体主義へと向かう事は明らかだと思います。
利権の問題も上がっており、アイヌや慰安婦の団体に対する話題がありますが、もういい加減長いのでやめておきます。
ジェンダーや統一教会もそうですが、当事者が見えなくなるとおかしな事になってると思います。