かなり寒くなって参りました。

流石にパンツ1丁ではいられませんね。

危うく昨晩は風邪を惹くところでした。

なので本日から急に長袖長ズボンであります。


今日は朝から動物関係のトレンドが目に止まりました。

中国の犬猫虐待と秋田県の熊の駆除に対する抗議ですが。

心情的には前者の中国の犬猫虐待は酷いと感じますし、後者のクマ駆除への抗議は無責任に感じますので、皆さんの投稿もごもっともと思えますが、よくよく考えてみるといささか違和感も湧いて来まして。


熊の駆除に対する抗議をされた方がどんな方なのかは分からないのですが、動物愛護の観点では無かろうかと思います。

ミキペディアをググってみますと、80年代から欧米のPETAの動物の権利運動の影響を受けて団体が設立され日本は第三期の運動の推進に入っているとか。


今回の熊の駆除抗議は、よくある欧米盲従による弊害を感じました。


日本は地理的に平地が少ないので、集落と自然が混然と重なり合った環境で人々が暮らしております。なので、自然災害のみならず、野生の猛獣や雀蜂、蝮等の危険生物と隣合わせに暮らしておりますから、自然と集落が隔離された国の人々と同じ価値観で動物の権利を保護するのは無理があると思っております。

自分も生まれは田舎ですから、家の裏の木に熊の爪痕が残っていたなんてこともあったわけで、見つけ次第駆除しないと命がいくつあっても足りません。都会が整備され、都会で生まれ育つ人が増えるに連れ、日本の国土の問題に気付けない人が増えて来ているのだろうと思います。


この問題と中国の問題は同じかと言われれば、犬猫は猛獣でもありませんから違うとは思います。

でも、だからといって犬猫を食べる中国人は野蛮だと言う批判まで行くとちょっと行き過ぎた感はあります。


自分としては、犬猫を悲惨な殺し方をするのは良くないとは思いますが、殺して食べる事自体は否定出来ないと思っております。

それは先程の日本の国土の事情と同じように中国のこれまでの歴史から来る習慣があるわけで、それを動物の権利をお題目にして頭ごなしに否定は出来ないと思います。

中国の犬猫食を野蛮と言うなら日本のイルカやクジラ食も野蛮と言われても返す言葉はありません。

鹿食だってそうでしょう。バンビちゃんを食べちゃうの?

しかも、肉に血が回ると不味くなるので心臓が動いた状態で頸動脈を切り失血死させる殺し方は残酷といえば残酷です。

そう考えると中国の犬ネコの殺し方さえもどうこう言える立場でもないのかもしれません。



どうやら欧米盲従に侵されている面が自分の中にもあったようです。