劇場に入ったら必ずやる儀式。

 

博多座はこのような感じ。自分の名前のところにピン(正式名称なんだろう?)を。

 

 

これ見ていつも思い出すのは人生ゲーム。クルマのかたちをした駒に、家族が増えるごとピンを増やしていくアレ。子だくさんプレイヤーは1台じゃ足りず、クルマもう1台増やしたり(笑)

 

 

全員集合!はい、大家族(笑)

 

 

ちなみに、帝国劇場はこんな感じです。昨年の『信長の犬』公演時のもの。

 

 

自分の名前の札をひっくり返します。黒字がIN、赤字がOUT。

この札は使いまわされるもので、様々な作品に長年出演されている方の札は年季が入っています。

 

 

アニメだのナレーションだののスタジオに入る時は当然のことながらこういうものはありません。ふと思い出すのは、出退勤時にタイムカードを押していたサラリーマン時代。遠い日。毎日ダッシュで終電に駆け込むような感じだったなぁ。いま思えばブラックですな(笑)

 

何の後ろ盾もなく、格別大きな評価を得たこともない。そんな俺って何なんだ?心の底ではいつも鬱鬱としていたような。

 

自分という人間に価値を付与するために、2、30代はひたすらガムシャラに働いていたような気がします。特に20代は仕事の思い出しかないかも。より多く仕事をこなす、よりメジャーな仕事を獲得する、より多く稼ぐ。20代はこれだけに邁進して終わってしまった気が。いま思うとちょっと恥ずかしくなるくらいガツガツしていましたね。来るもの拒まず、去るもの逃さずな感じ(笑)

 

経験積んだことにより、心の余裕は昔よりある気はします。ですが、日々薄氷を踏む思いで生きています。不安や悩みのない、ただ楽しいだけの日なんて1日だってありません。でも、それが普通なんじゃないですかね?(笑)

 

人生程よく諦めて、人生程よく諦めない。

 

重要なのは緊張と弛緩のバランスなんですよね。

 

 

 

あぁ、突然こういうこと書いたりすると「大丈夫ですか?」的なの絶対に来るんですが、大丈夫です。ただの雑談です。ウケケ