新しいもの、便利なもの、

それらに対して、

よくわからん!

昔ながらの方がよい!

と、いたずらに

アンチを唱えるのではなく、

良いものは積極的に

取り入れられるべきだと

自分は思います。

「モノ」

それ自体が悪いのではなく、

一番問題なのは、

利点ばかりが強調され、

付随する直接的、間接的な

ネガティブ要素に

あまり光が当たらず、

一般ユーザーまで

きちんとした情報が

届かないことがある、

という点。



たまたま電子書籍を

例に出してしまったので、

そこばかりが

ピックアップされた

コメントはちょっと

申し訳ないというか…。

電子書籍は

非常に便利なアイテムだし、

個人的に使ってみたいとも

もちろん思います。

けれど・・・

それが普及することにより

社会にどのような影響が

あるのかということを、

個人消費者レベルでも

もっと考えていく必要が

あるのではないか?


ここが

一番言いたかった事で。



そういった意味で、

いたずらに安値ばかりを

消費者が求めるのも、

なかなかどうして・・・。

ニュースなんかで

「デフレスパイラル」

という言葉

聞いた事ありませんか?

個人レベルの影響のみを

蛇足ながら

簡単に説明すると、

モノの値段が下がる
  ↓
売ってる会社の利益が減る
  ↓
会社で働く人の給料が減る
  ↓
給料が減りモノを買えない
  ↓
安売りを求める
  ↓
モノの値段が下がる

この流れがループして

どんどん景気が悪化する…

残念ながらこの国は、

そういう状況から

なかなか脱せずにいます。

ここまでいくと

個人の自助努力だけで

どうにかなるレベルの話

ではないのですが、

それでも、産業・経済が

健全であるためには、

個々人の意識を

高めていく必要が

間違いなくあると思います。

「無い袖は振れない」

それも勿論、

よくわかるのですが・・・。


近年、

そんな状況を打開すべく

ネットを活用しよう!

という、

イメージ先行型の方々が

企業の上の方に多いらしく。

現場レベルの人たちが

それに振り回され、

青息吐息になっているのを

あちこちで目にします。

正直、現在のネットは

ダダ漏れの場。

インターネットは、

無料、ないし安価で、

あれこれ

手に入れたり、

見られたり、

聴けたり出来る魔法の箱!

言わば「無法地帯」。

そんな感覚のユーザーが

大多数ではないだろうか?

なので、

販促や小商いなら

いざしらず、

大きな売り上げを立てる

新規のビジネスモデルを!

な~んていうのは、

至難の業だと思われ。



デジタルツールとは、

そもそも

アナログであった既存品の、

利便性を向上させた

「代用品」

そういうものだったはず。

無から有を生じるような

魔法のアイテムでは

決してないはずです。

「よくわからない」なら

尚のこと

過剰な期待を寄せるのは

やめといた方が

よろしいのでは?

エグゼクティブクラスが

読むような経済誌には、

一般人の感覚で

ネットやってたら

「んなの無理だろ」

ってな具合の

『ネットに勝機あり!』

というような記事が

いまだに載ってたりして。

う~む・・・



ま、詰まるところ、

すべては「人」、

その意思によって決まる。

ってことで。


雑なまとめで恐縮です(笑)