子供の頃、

ずっと放送委員を

やっていました。

今でこそ、喋ることを

生業としていますが、

当時はアナウンスではなく、

やっていたのはディレクター。

演出を担当していました。

構成考えたり、選曲したり、

ミキサー操作もしてましたね。

高校に入り、

元来好きだったこともあり、

音だけでなく映像も加わり

映画をやるようになりました。

それは

大学生になってからも続き、

今に至っている。

そもそも自分は演出志望で、

将来は制作の仕事に就きたい

と思っていました。

実際にそういう会社で

働いていた事も。

現在所属している事務所の

養成所に入ったのは、

演出におけるスキルの向上に

役立つかも!などと考えて…

というのが正直なところで。

「役者になりたい!」

という気持ちを持ったのは、

事務所に所属して、

声の仕事をするようになって

かなり経った後。

ナレやラジオや

イベントMCなどから

活動のフィールドが移行し、

「声優」として

仕事をさせて頂くように

なってからだったりします。

踏み込んで知る

その奥深さ…

とんでもない世界に

足を突っ込んでしまったと

今では思っています。

とんでもない魅力が

そこにはあるんですよね。

人生を誤ってしまうほどの。

しかし、

とてつもなくリスキー。

だから、仮に自分に

子供が出来たとしたら、

間違いなく

同じ道は勧めないですね。

心が休まる時がない(笑)


中学校の卒業文集。

放送委員にまつわる話を

書いたのだけれど、

その文末はこんな感じだった。

「将来は公務員などになって
 こういうことは趣味として
 やっていけたらと思う」

どこでどう道を違えたのか?

けれど今のところ、

間違い

だとは思っていない。

これは本当に

ありがたいことです。