傑作選ということでオンエアされていたのを見た。
『西部警察』
1980年代を代表する刑事ドラマシリーズだ。
当時もスゴイと思って見ていたのだけれど…
今見ると、別の意味でスゴイ。
西部署の大門軍団が相手にするのはスケールのデカイ犯罪者たち。
今回の敵は、
「3億5000万人の人間をラクに殺せる」
細菌兵器を持っているそうだ。
日本の人口全部合わせたって1億2000万人台だったような?
渋谷区、新宿区、港区、目黒区あたりを管轄する、
いわゆる所轄の刑事たちが相手にするには規模デカ過ぎだ(笑)
しかし、
ポッポが乗り回すカタナはやはりカッコイイ。
ファイナル・エディション、かなり迷ったあげくパスしてしまったのだが…
買っておけばよかった。
外ロケが多い昔の映画やテレビドラマはとても楽しい。
そこに映る、今とは違う街並みを見るのが好きだ。
この間、
WOWOWで1967年制作のザ・スパイダース主演映画が放送されていました。
60年代の銀座の風景が非常に興味深かったですね。
時間の流れというものは本当に早い。
自分なんかですら、
「小学校の頃、見てました!」
みたいなことを言われることが増えてきた(笑)
しかしそれらは全て、声優として出演していたアニメのみで。
過去、数多くの番組ナレをやらせて頂いてきたけれど、
パッケージとして発売されたりして、カタチとして残っているものは少ない。
近頃はバラエティ番組がDVD化されることは結構あるようですが、
以前はそういうの、滅多になかったですからね。
多くの人に見て、聴いてはもらえるけれど、
一度放送されたらそれでおしまい…。
そういう刹那的な仕事が多かったように思います。
ナレーター畑から、声優という仕事に途中参入した人間としては、
出演した作品が記録として残ることは本当に嬉しいことで。
記憶にも記録にも残る、
昔話として語られた時、会話に花が咲くような、
そんな仕事をひとつでも多くやっていけたらと、思う。