職場で顧客と大将の話し声が聞こえてきた。
「新聞なんかいらんやん。
電視台とネットで十分やで。
新聞読まんでも情報は得られるやん
新聞読む奴はアホやで・・・ウワハハハハ・・・」
速く情報を得るという観点からは新聞は他のメディアに劣るだろう。
映像を視つつ、その解説を聴けるのは電視台とネットの特徴である。
新聞は読まねば情報すら得られない。
手早く情報を得るという視点では、新聞は有用ではない。
だが、小生は新聞を購読し続けている。
新聞には電視台やネットでは得られないモノが数多くある。
政治又は経済の問題が明らかになると、新聞はその事件の契機や背景を解説する。
その問題について数回に分けて特集し、真相を追求する。
これらを読み続けることで、一つの出来事を深く知ることができる。
物事の洞察力を鍛えることにも役立つ。
新聞には総理大臣の1日の行動が掲載される。
何時何分にどこで誰に会ったのか、どのような会議に出席しているのか、どこで誰と飯を喰ったのか。
毎日この部分を読んでいると、政府が何をしようとしているのか、予想できる。
どのような問題に注力しているのか、国を挙げて何をするのか。
これらは電視台やネットでは知り得ない情報である。
小生は新聞を読むことは有益であると考えている。
新聞は情報を得ることのみならず、物事を深く考える題材にもなる。