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今日の朝刊で、京都仏教会がキャッシュレス決済に異議を唱えている。
キャッシュレス化社会を批判しているのかと考えたが、どうやらそうではないらしい。
物品販売にかかるキャッシュレス化には賛成という立場をとっている。
しかし、キャッシュレス化により、賽銭や寄進等の宗教行為の情報が漏れることを懸念している。
情報漏洩に対し、十分な対策が必要である。
他の点で小生は気になることがある。
賽銭箱や托鉢の器には現金しか入っていない。
寺の人間以外は托鉢等で稼得した現金の額はわからない。
それをキャッシュレスにすると、全額を管理する企業に把握されてしまう。
これらに対し、課税されるのではないかということも仏教会は懸念している。
賽銭箱に入っているカネは関係者以外は知りようがない。
1日で10万円が賽銭箱に投入されたが、これを70万円としているのではないか。
差額の30万円は寺がぽっぽナイナイしても誰にもわからない。
キャッシュレス化で現金をぽっぽナイナイできなくなる恐れがある。
寺はこれを危惧しているのではなかろうか。