直感 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 今朝、新聞を読みながらテレビをつけていた。

 その番組では海外へ行き、その地を紹介する時間がある。

 今朝は中国の福建省が紹介されていた。

 

 小生は海外旅行へ行ったことがない。

 行く金銭と意欲がないためである。

 海外の写真、動画はテレビ、ネット、書籍によるもののみである。

 

 その番組で福建省の「土楼」が映し出された。

 「土楼」とは大きな円形の建物で、100人程の人が共同生活している。

 土楼内で住む人は皆、親族であるらしい。

 

 土楼ないの映像を観た瞬間、「かつて自分はここで住んでいた」と直感した。

 これまでに観た記憶に残っていない土楼の映像を思い出す感覚とは違う。

 確かにかつて自分はその地にいた。

 その証明はできないが、そこにいたに違いない。

 

 人間は輪廻転生を繰り返す。

 過去世に土楼で生活をしていたに違いない。