市場 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 「市場」は「いちば」又は「しじょう」と読める。

 

 「いちば」は魚や野菜といった具体的なモノを取引する場所をイメージする。

 一方、「しじょう」は実態を伴わない、抽象的なモノを取引するような空間をイメージする。

 

 現在、築地市場の移転について大きな問題が生じているが、そこには立ち入らない。

 

 小生は築地市場を「築地いちば」だと思い込んでいた。

 建物があり、箱に入った魚の売買取引する場所であるためである。

 目に見える具体的なモノを扱っている。

 

 だが、世間では「築地しじょう」と呼ぶようだ。

 「しじょう」は証券市場や為替市場といった概念的なモノを取り扱う空間である。

 具体的なモノを扱うのなら、「いちば」と読むべきではないだろうか。

 

 どうでもよいことだが、気になって仕方がない。