墓参 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 本日は両親の家の墓参り。
 両家は近所なので、墓も近い。
 
 父親の家の墓には二本の卒塔婆がかけられている。
 15年前に死去した御仁と2年前に死去した祖母のものである。

 花をと線香を供え、墓石に水をかける。
 その墓の後ろにある古い数基の墓石も小生と直系の御仁であるため、たっぷりと水をかける。
 墓は朽ちて、字が見えない。

 続いて、母親の家の墓へ。
 ここは小生が幼い頃に整備されたので、古い墓石はほとんどない。
 整備前は50センチくらいの墓石が無数に並べられていたのを覚えている。

 生存している人間は生命の最前線にいるのだろう。