回想 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 2011年がもう終わる。

 2011年は「トライ」をスローガンに生きてみた。


 2010年に大学院に復学し、2011年1月に論文を提出。2月の口頭試問、教授会の判定を経て修了できた。

 3月に修了したが、行き先が見つからない状態が長く続く。

 しばらくの間、研究生として在籍しアマチュアの研究者をしていた。


 職安に通い続けるが、行き先は見つからず。

 わざわざ病人を雇う事業所などこの世に存在しないことを知らされた。


 夏頃に今の奉公先を見つけることができたが、未だに戦力になれずにいる。

 あるべき自己の将来像と現実が大きく乖離している。

 不安は尽きない。


 夏の終わり頃からはスペシャリストになるために、資格試験に再挑戦。

 発病前から挑戦し続け、いい結果を残せずにいた。

 今は仕事を終えてから試験勉強をする。

 

 「挑戦」し続けた一年だった。

 大半が失敗に終わったが、また「挑戦」するつもりでいる。