梅小路 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 京都駅の近くにある梅小路公園の桜が満開。

 JR嵯峨野線に乗ると、そこを通過するときに車内がにわかに桃色にかわる。


 年に一度、今の時期にしか咲かず、咲いたらすぐに散ってしまう桜の花。

 次に見られるのは一年後。


 時々、淡い希死念慮が芽吹き「これが最後の桜かな」と思うとより美しさが際立つ。

 だが、脳のどこかが「あと50回はみよ」と魂にささやく。

 もう少し生きてみよう。