とほほ | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 履歴書が返ってきた。また落ちたか。

 もう何回目だろう。

 精神疾患をわずらっている者に対する社会の目は手厳しい。

 面接で「病気はありますか?」と問われると困ってしまう。患者なのに「ない」とは言いにくい。

かといって嘘を申告して後で問題になると結局、困るのは自分自身。

 あーどうしよう。


 「如来は実に平等にして、悲心あまねからずということなし」(空海)


 この世のすべてに平等にふりそそぐのは太陽の光と仏の慈悲

 こんな僕にも慈悲が届いているのだろうけど、実感できない。