概要
2008年6月27日の夜、金沢市の会社員・橋本清勝さん(当時22)が自宅アパートで何者かに殺害された事件。
石川県警は殺人事件として、金沢中署に捜査本部を設置。
死亡推定時刻は同月27日午後8時半から深夜で、死因は頭を複数回殴られたことによる脳挫傷と判明した。
捜査関係者によると、凶器は室内にあったフライパンとみられる。
発見時、橋本さんは上半身裸の下着姿で、室内には物色された跡がなく、捜査本部は顔見知りによる犯行の可能性が高いとみている。
捜査
事件から15年が過ぎた今も犯人が検挙されていない。石川県警は2022年6月、事件当日に現場で目撃された人物の似顔絵の公開に踏み切った。
県警の発表では、事件当日の夜8時30分ごろ、現場アパートの駐車場で2人の男性が目撃されていた。公開された似顔絵は、うち1人のものだ。
男性は当時20歳代とみられ、身長は170~175センチくらいで、やせ形。白いラインの入った黒系のニット帽をかぶり、黒系のTシャツと紺系のジーパンという服装だったという。
県警は、似顔絵の男性らを現時点で犯人と断定はしていない。それでも、自らも事件の情報を募る活動をしてきた清勝さんの両親は、似顔絵の公開を前向きに受け止めている。