アキヒロ カイロプラクティックのブログ -4ページ目

ニューロオリキュロセラピーと発達障害について

ニューロオリキュロセラピーは、以前から欧米で普及している療法です。

 

耳介の特定ポイントと身体の各部との関連が近代のフランスで開発されました。

 

1957年フランスの医師 Paul Nogierが民間療法によって坐骨神経痛を克服した数人の患者達が耳に瘢痕があることを知ったのが始まりであるとされています。

 

 

アディクション(依存症)、強迫性障害(学習障害、発達障害、ADHD、ADD、自閉症スペクトラム障害、など)の症状を抑える効果が認められています。

 

さらに施術の対象になる身体問題の幅は広く、頭痛、慢性腰痛、高血圧、喘息、歯の問題と多岐にわたりWHOでは350種類の症状および疾患に効果的であるとしています。

 

 

治療方法は、耳介にある4つの脳神経と、3つの頚神経節の終末にマイクロボルトの微弱電流機器を用いて働きかけ、神経の周波数の乱れをリセットします。

受けている方には、ほとんど何も刺激を感じません。そのため小さな子供でも嫌がることはありません。

 

詳しくは、オリキュロセラピー・ジャパンへ

カイロプラクティック機能神経学が、発達のデコボコを救える

機能神経学とはどういうものなのかと申しますと

脳と皮膚や筋肉は、常に情報のやり取りをして身体を思うように動かしています。

皮膚からの情報が異常を起こせば、脳の働きにも異常が発生します。

脳の働きが異常を起こせば、筋肉の働きに異常を発生させます。

この異常を調べて、働きを修正する刺激を加えることで

正常な情報のやり取りに戻すということです。

 

子どもも皮膚や筋肉からの情報が脳の働きを作っていきます。

機能神経学の考え方を使って、脳の働きのコントロールをしてあげげることで、

脳からの出力が変われば子どもの行動が変わるということにつながります。

 

子どもの脳の発達は、どうして起こるのか知っていますか?

これを知ることがすごく大切です。

 

良くおなかの赤ちゃんがお母さんのお腹を蹴ることがあります。

これは、赤ちゃんが意識して蹴っているのではありません。

これは、原始反射という動きです。

刺激に対して反射的に動いている現象です。

 

でもこれが大切なことなのです。

 

原始反射は、身体の外側からの刺激が皮膚をとおして神経に伝わり脊髄に行きます。

情報を受け取った脊髄は、神経に情報を伝え筋肉を動かします。

この反射的な動きが繰り返されることで、脊髄の働きが成長します。

 

脊髄が成長すると、その上の延髄、橋、小脳、中脳、大脳の成長へと進んでいきます。

この順番がとても大事なことです。

 

この反射が、取り残されずにすべて行われて育っているかを調べて

取り残されているようであれば、それを統合させます。

 

統合させてあげることで、脳の働きやすい状態を作ってあげます。

 

このように脳の働きを妨げているものを探して、脳を働きやすい状態に導いていくというのが

機能神経学なのです。

カイロプラクティックがなぜ発達障害に良いの?

発達のデコボコで悩まれている方で、カイロプラクティックを受けたことのある方は、まだわずかしかいないと思います。

 

そもそもカイロプラクティックって何なの?

カイロプラクティックと整体何が違うの?

と思われている方が多くいらっしゃると思います。

 

 

整体って何?

整体は、日本古来の武術、柔術に伝わる技です。

どんな技かと言いますと、試合中投げられたりひねられたりして骨折、脱臼してしまったときに、その場でけがを治す方法なのです。接骨院の先生は、柔道整復師という資格です。柔道の整体術が法律で柔道整復師という資格になったのです。

 

カイロプラクティックって何?

カイロプラクティックは、日本のものではありません。

120年前にアメリカで考え出されたもので、こんなエピソードから始まりました。

治療家のパーマー先生のところに訪れた耳鳴りの患者さんを診たときでした。

病院では原因が分からないということから身体全体を見直していったところ、首の付け根の背骨のひとつが正しい位置にないことを見つけて、これを正しい位置に戻してあげたところ耳鳴りが変化した。

このことから、背骨の中を通る神経の働きと耳との関係があるのではないかと考え、神経の働きにアプローチをしていくカイロプラクティックが誕生しました。

 

当初は、神経の働きを整えるために背骨を見ることが中心でしたが、研究が進むにつれて皮膚をはじめ身体の体性感覚が、脳から脊髄までの神経の働きを変化させることが分かり、優しい接触や身体の動きを利用した方法が行われるようになってきました。

 

発達のデコボコは、神経の発達のデコボコです。

カナダでは、カイロプラクティックのドクターであるメリロー先生が、発達障害の専門施設であるブレインバランスセンターを運営しています。そこでは、4か月のプログラムで80%が発達障害と認められないレベルまでになっているということが発表されています。

子どもへの抗うつ剤の投与を考える

頭痛が酷くて登校できないF君が、子どもメンタルクリニックを受診しました。

 

精神科の先生は、質問票と問診だけで抗うつ剤と漢方薬を処方しました。

 

F君のお母さんは、薬は飲ませたくないと考えている方で、

先生に向精神薬のことを尋ねると

「学校へ行けるようになることが一番先決でしょ」

「そのために飲んでください」

と言われたおっしゃっていました。

 

F君に処方された抗うつ剤は、アナフラニールというものです。

 

薬のサイトで調べてみますと、三環系抗うつ薬で古いタイプの薬だそうです。

効果がある代わりに副作用もあるという強い薬ということです。

主に、悪夢を見る症状に対して処方するようです。

また古いタイプの薬は、処方の制限が少ないために処方しやすい面があるようです。

 

F君は、確かに頭痛が酷くて学校へ行けない状態ですが

薬で頭痛を抑えて学校へ行かせるの目的ではなく

自己調節機能が高まり正常な生活リズムを取り戻すことが、本来の目的です。

生活リズムが取り戻せれば、学校へも通うことが出来るようになるのです。

 

医療の本質を考えさせられる事柄ですね。

 

オスグートシュラッター病とガラント反射には関係あるのかな

先日も頭痛が酷くて学校へ通えない高校生のことを書きましたが、

彼は、ガラント反射が強く出ます。

 

今日のM君は、左脚のオスグートシュラッター病で1年間膝の痛みが消えません。

今日は、原始反射の検査をしてみました。

 

モロー反射統合

緊張迷路反射統合

対称性緊張性頚反射統合

非対称性緊張性頚反射やや出現

ガラント反射出現

 

ここでもガラント反射が出現します。

 

yumie otaさん YouTube

 

 

さらに手の回内・回外拮抗運動で、左低下

ロンバーグ姿勢で、左腕が下がる

 

これは、左小脳の働きの弱さ

それによって、左脚の歩行に負担が生じているのではないかな。

 

子どものトラブルについては、ガラント反射に気を付けて検査してみるとが大切であると分かりました。