羽化待ちで特にニュースもないので2014年2月18日にアップした「D.H.ヘラクレス孵化から成虫 飼育方法(主観)」を改訂しました。写真はB1R♂で、ただ寂しいから載せただけですので記事とは関係ありません。各ステージを多少シンプルにしてできる限りめんどくさくないように・・・(笑)例によって初心者ですので未経験ステージについては根拠もなにもないですが、うまくいくと祈って今期はこれで行こうと思います。備忘録までに記事にしてみました。
<<成虫♂飼育>>
容器:コバエシャッター(中)
期間:約1年
温度:18℃~20℃(後食誘発時/ペアリング前2週間は24℃)
備考:マットではなくマスターズ粗削ひのきマット(粗めタイプ)で管理。羽化後3週間から後食前までの初期はひのきマットではなくほんの少し湿らせた水苔を多めに入れておく。後食を開始した後にKBファーム プロゼリーを与える。
<<成虫♀飼育>>
容器:コバエシャッター(小)
期間:約6カ月
温度:18℃~20℃(後食誘発時/ペアリング前2週間は24℃)
備考:マットではなくマスターズ粗削ひのきマット(粗めタイプ)で管理。羽化後3週間から後食前までの初期はひのきマットではなくほんの少し湿らせた水苔を多めに入れておく。後食を開始した後にKBファーム プロゼリーを与える。後食を開始して1ヶ月ほどはゼリーを多く与え、様子を見てペアリングし産卵セットへ投入。
<<産卵セット>>
容器:MBL-21
期間:2週間でセット交換
温度:24℃前後
備考:この容器はゴムパッキンで密閉されるのでフタには穴を多数開けて菌糸ビンでやっているのと同じ要領でタイベストフィルターシールを貼っておく。マットは超微粒子の「マスターズ改良Beetleマット」を底から約10cmガチガチに詰める。その上に「マスターズBeetleマット」を少し強めに手で詰める。1週間ほど慣らしたら♀を投入。約2週間ほど経過した後にセットAを割出して♀をセットBに移動する。様子次第で同時にセットCを用意。割出したセットの産卵状況や♀の体調を見てセットB割出しと同時に♀をセットCに移動してセットDを用意する。ゼリーはKBファームのプロゼリーを数個常設。
<<卵管理>>
容器:エッグシェルター+コバエシャッター(ミニ)
期間:2週間~3週間程度
温度:24℃前後
備考:産卵セットから移した「マスターズ改良Beetleマット」を軽く詰めた上に「エッグシェルター」をセットして穴に卵を一粒ずつ入れ孵化を待つ。孵化後さらに2週間~3週間が経過した後プリンカップ430ccに移動。
<<初二令幼虫飼育>>
容器:プリンカップ(430cc)
期間:2カ月から4カ月ほど(三令で雌雄判別が可能になるまで)
温度:21℃前後
備考:卵が孵化したら移動。「マスターズ改良Beetleマット」をあまり硬くは詰めずに使用する。
<<三令♂幼虫飼育>>
容器:クリアボトル(3250cc)
期間:約8カ月(三令中後期まで)
温度:20℃前後
備考:雌雄判別が出来た段階で移動。雌雄はVマークの有無で判断。マットはくん炭を微細に砕いたものを少量混ぜた「マスターズBeetleマット」をあまり硬く詰めずに使用する。途中でダニの発生があった場合はくん炭の量を増やす。幼虫への付着具合によってくん炭の量を3:1まで増やす。
<<三令♀幼虫飼育>>
容器:クリアボトル(1500cc)
期間:約16カ月(前蛹/蛹化/羽化後3週間ほどはこのまま)
温度:17℃~20℃前後
備考:雌雄判別が出来た段階で移動。雌雄はVマークの有無で判断。マットはくん炭を微細に砕いたものを少量混ぜた「マスターズBeetleマット」をあまり硬く詰めずに使用する。途中でダニの発生があった場合はくん炭の量を増やす。幼虫への付着具合によってくん炭の量を3:1まで増やす。
<<三令中後期♂幼虫飼育>>
容器:観察ケース
期間:約6カ月
温度:18℃~20℃前後
備考:マットはくん炭を少し添加した「マスターズBeetleマット」を手詰めで少し硬めに詰めて使用する。
<<♂前蛹/♂蛹管理>>
容器:人工蛹室+コバエシャッター(小)
期間:2カ月~3カ月
温度:18℃~20℃前後
備考:幼虫自身が観察ケースの中で作った蛹室が良くなかった場合は前蛹の状態で人工蛹室に移動。コバエシャッター(小)に水を吸わせたオアシス製の人工蛹室を設置し、温室内で温度を慣らしたものを用意。前蛹を設置したら羽化後3週間以上経過するまではこのまま放置。
マットを交換する際は同時に体重と頭幅の計測(加令時)を行う。マットに異常が無い限りはフンを取り除いた後にある程度もとのマットを残して新鮮なマットを追加し、くん炭も効果が薄れない程度に少し追加する。基本的には加水せず一般的に言う“握って固まりになる程度”の量よりは少し少なめの水分で湿度を保つ。
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