今期の目標の一つに「効率の達成」を掲げた。
効率を50円上げるために、一人一日何分削らないといけないか。
を実際に計算してみる。実際は十数分です。
この内容を知っていないと工場の責任者はできません。
この感覚を知っていないと始まりと終わりの細切れ時間の無駄な動きを許してしまいます。
朝礼や会議でも効率の話をしていますが、タタミや仕上げのスピードアップは一朝一夕ではできません。
しかし、細切れ時間の無駄な動きや商品移動の無駄な入れ替え時間が積もり積もってくるとバカになりません。
そのために動線の確保や置場の明示などを進めているのです。
最初は理解できないかもしれませんが、無駄なスペース・無駄な時間・無駄な動きを省けるように各自工夫しながら業務にあたっていただかないといけません。
しかし、効率を上げようとすると時間短縮につながり、賃金が減っていきます。
パートさんにとって生活設計が狂ってしなうかもしれません。
だからといってそのままの状況にしていたら、次の仕事が入れられません。
入れられなければ、会社として拡大していくことはできなくなります。
新しい仕事を入れる。
一時的に効率が下がる。
効率目標に向かって、各個人が工夫をし改善を重ねていく。
効率目標を達成する。
新しい仕事を入れていく。
上記のサイクルを回し続けるためには、品質をおろそかにしてもよいのかという疑念が湧く。
それを防ぐために、ISO9001を活用している。
「効率」と「賃金」と「品質」は、比較することが難しい指標である。