病院のユニフォームについて
アメリカと日本の違い
アメリカ・・・個人購入がほとんど(病院共通のユニフォームなし)
ユニフォームを着用して出勤している人もいます
日本・・・・・・病院から統一のユニフォームが貸与
更衣室でユニフォームに着替える
コスト的には、アメリカのほうがかからないように感じますが、感染管理にコストを十分にかけていますので、あまり変わりません。
しかし、最近では日本の病院も感染管理にコストをかけなければならなくなってきました。
DPC制度が導入されれば、入院日数が伸びてしまう院内感染は、それだけ病院の『持ち出し』になってしまいます。
入院患者さんの治療に要した診療報酬 が、検査や診断等に要した費用ではなく、疾病ごとに定まった額で支払われる方式。同じ疾病でも患者さんによって症状は異なりますので、DPCでは必要な検査や治療ができなくなる点が懸念されています。
またDPCでは平均入院日数を超えるとペナルティがかかり、診療報酬が減額されるため、患者さんを早期に退院させるようなインセンティブが働きます。入院医療の包括払い が既に導入されているアメリカでは、入院を継続する必要があっても退院を余儀なくされる事態が発生して社会問題となっています。
それだけに、ユニフォームと院内感染対策の両方にコストをかけなければならない今後は、今以上に病院の経営を圧迫してくるものと考えられます。
このようなことを考えられる近未来に対して、どのように対応・提案していけるのかが生き残る条件になっていくと考えられます。