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全日本武道具空手道～道場訪問記～、最近は空手にまつわる映画をご紹介しておりますが、今回は前回ご紹介させて頂きました『ハイキックガール』にて、見事な空手アクションシーンを魅せてくれました武田梨奈さんが再び主演された『KG カラテガール』をご紹介致します！
目の前で邪悪な集団に襲撃された上に世界最強の紅空手継承者の父と妹を奪われた彩夏（武田梨奈）。それだけでなく、紅空手継承者に代々受け継がれる大切な“黒帯”も奪われてしまった。その後身分を隠し、普通の女子高生として生活していた彩夏だったが、バイト先の映画館でつい空手の実力を発揮し、その正体をバラしてしまうが…
昔の正義のヒーロー物によくありがちなストーリーと言えばそれまでですが、あえてそうした！と思える程、今の時代に凄く懐かしくもニヤリと出来る勧善懲悪なストーリー展開だと解釈しました(笑)。それよりもなによりも、この作品はあえてストーリーを複雑ではなく簡単にすることにより、武田梨奈さんをはじめとする出演者の皆さんの体当たりなアクションシーンの凄さが際立っていると言えるでしょう。
今回は、主役である武田梨奈さんの妹役としてデビューしているのが飛松陽菜さん。若干13歳ながら、この作品のアクション監督も務める西冬彦氏に空手大会出場時にスカウトされ、徹底的にアクションをしごかれたモノホンなんですね～。その甲斐あってこの作品でもワイヤー無しで何人もの大男を飛び跳ねる様に連続で蹴り倒しておりますwww
また、前回の『ハイキックガール』で見事なアクションを披露し、また”空手家”としての実力も如何なく発揮した武田梨奈さんのアクションも健在で、伝統派空手の経験とはいえ、いわゆる上段や回転系の蹴りが本当に素晴らしく、本当に映画のアクションシーンに映える技に長けてるな～と思いました。それに、以前ご紹介させて頂きました『黒帯』とはまた違った方法で、伝統派空手の技術をアクション映画に取り込み、それを見事に見ごたえある本格的な空手アクションに仕上げられているのも、木村好克監督の手腕だなと思いました。
願わくば、こんだけ凄くて派手なアクションシーンが満載なのに、『ハイキックガール』とここは大きく違う印象を受けた！というレベルでの変化を感じたかったかなとは思いますが、それでも女性がここまでのアクションを魅せてくれてるだけで十分お腹いっぱいになれる作品なんじゃないかなと思います。
