全日本武道具空手道~道場訪問記~、今回は新国際空手道芦原会館・氷川支部をご紹介させて頂きます。
芦原会館氷川支部は平成22年、芦原会館熊本支部出身の本村支部長により“同好会”としてスタートし、平成27年6月に支部として認可されました。
発足当初は週1回の稽古に数人が参加しておりましたが、本村指導員の努力により支部認可され、その後は現在は30名以上の道場生達が毎週3回の稽古で汗を流されております。
氷川支部の稽古は“独創性”に富み、通常の準備運動から基本稽古~移動稽古、その後にミットトレーニングや筋力トレーニング、コンビネーションといった内容の中にも随所に独自の稽古法を取り込まれているのが特徴です。
基本稽古は常に指導員の号令によって…ではなく、色帯になれば誰でも前に立つ機会を与えられます、これは人前にて動き熟していくことにより、通常よりも更に体が覚えこむといった効果は勿論、緊張感に慣れるといった二次的効果にもつながります。
芦原会館特有の“組手の型”は、文字通り組手を想定した型であるが故に、通常審査会などでは単独で行う型も氷川支部では“対人”を置いての稽古となります。
組手は通常組手だけではなく、“3人組手” といった氷川支部特有の形式でも行われています。前後左右に意識を持ちながらの組手を心がけ、更に組手終了後にはそれぞれの反省点や良かった部分等をその場で発表させる事で、1回1回の稽古の重要性、そして次へのステップアップに繋げるのです。
近年、芦原会館のJFKO(全日本フルコンタクト空手連盟)参加に伴い、公式の大会への出場、または少年部のみ開催されているサバキトーナメントといった“試合用”の練習は勿論、実戦空手としての芦原会館の組手として、常に顔面攻撃を意識した組手等もスーパーセーフ等を使用して行われています。
熊本支部をはじめ、他支部への出稽古等も定期的に計画され、技術交流の中でのレベルアップを目標に稽古に励まれております。
また、支部としての活動以外にもこれまで定期的に開催されている “放課後こども教室” といった、子供達の為の空手体験セミナー等も開催され、空手を通じた地域社会への貢献活動にも熱心です。
氷川支部では本来の芦原空手以外にも、護身術に関する指導も行われており、ナイフ等で襲われた際の対処法等も指導の中に組み込まれております。
また、氷川支部では女性や親子の会員様も積極的に活動されており、フルコンタクト系の空手ですが、安全を重視し、レベルに応じ力加減などを指導されており安心して稽古が出来る環境となっております。特に芦原空手は実戦性の高い空手として、女性にとっての護身等にも応用できる技術形態となっており、氷川支部でも“サバキ”を学ぶ女性会員の方々が日々稽古に精進されております。
道場生に指導するにあたってまず自分自身が考える…特に空手は技術だけでなく精神論や礼儀といった部分や、芦原空手の様に打撃のみだけではない特殊な技術を要する空手であれば尚更“伝える・教える”事に対し、解りやすく、尚且つ“深く”…丁寧な指導の中にもそういった思いや熱意を強く感じる事が出来る本村指導員の元、日々“サバキ道”を極める為に道場生一丸となっておられます。
今後も芦原会館氷川支部の発展に期待しております。
芦原会館氷川支部
050-5875-8366
稽古日時・場所
場所…宮原体育館
稽古日…
毎週月曜日午後7時半~8時半
毎週水曜日午後7時~8時半
毎週土曜日午前8時半~10時
入会金…2,000円(初回のみ)
月会費…2,000円
スポーツ安全保健 少年部1,000円 一般部2,000円(毎年3月まで有効)
1か月間、4回までは無料体験が可能です。
見学・体験入門は直接稽古日に来て申し出て頂く事も可能ですが、なるべく事前に連絡先までご連絡ください。
昇級・昇段審査費用
年3回(責任者判断および希望者) 1回7000円
昇段者は別途費用有